ポールHD、子会社アクアプラス売却に伴い特別利益計上も金額は精査中 アクアプラスへの貸付6億8000万円も全額返済される見込み

ポール・トゥ・ウィン・ホールディングス<3657>は、この日(8月4日)、連結子会社であるアクアプラスの全株式をユークス<4334>に8月29日付で譲渡することを決定し、2026年1月期決算で特別利益を計上すると発表した(ユークス側の発表)。金額は精査中。また、アクアプラスに対して有する貸付債権6億8000万円も放棄とならず、全額返済される予定であるとのこと。
この株式譲渡により、アクアプラスの子会社であるフィックスレコードも異動し、2025年9月以降、アクアプラスおよびフィックスレコードは連結の範囲から除外される。これにより、メディア・コンテンツ業務からの撤退が完了する。
株式譲渡の理由について、同社グループがサービス・ライフサイクルソリューション事業に注力するため、多額の先行投資が必要なメディア・コンテンツ業務から撤退し、経営資源を国内ソフトウェアテスト・開発、海外事業拡大、業務のAI化に充てるため、と説明している。
アクアプラスは、ゲームソフトの企画・開発・販売を行い、シナリオ制作に強みを持っている。ユークスは家庭用ゲーム機やモバイル向けゲームソフトの企画・開発を中心に、幅広いエンターテインメント事業を展開しており、技術力と企画力を強みとしている。
アクアプラスにとっては、ゲームシナリオ制作に強みを持つ同社がゲームソフト開発で技術力と企画力に定評のあるユークスの子会社となることで両社のコンテンツ強化につながるシナジーが期待され、結果、両社の企業価値向上に資すると判断したという。


会社情報
- 会社名
- ポールトゥウィンホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役会長 橘 民義/代表取締役社長 橘 鉄平
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高522億2500万円、営業利益7億8600万円、経常利益7億5600万円、最終損益6億9200万円の赤字(2025年1月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3657
会社情報
- 会社名
- 株式会社ユークス
- 設立
- 1993年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 谷口 行規
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高32億5500万円、営業利益8700万円、経常利益1億6300万円、最終利益1億9800万円(2025年1月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4334
会社情報
- 会社名
- 株式会社アクアプラス
- 設立
- 1994年10月
- 代表者
- 代表取締役 下川 直哉