CRI・ミドルウェア、3Q(10~6月)決算は売上高16%増、営業益147%増に ゲーム事業とエンタープライズ事業の両事業とも好調続く

  • CRI・ミドルウェア<3698>は、8月7日、2025年9月期の第3四半期累計(10~6月)の連結決算を発表、ゲーム事業に加え、エンタープライズ事業のモビリティ許諾売上が伸長し、大幅な増収増益を達成した。

    売上高26億1100万円(前年同期比16.7%増)
    営業利益4億6700万円(同147.2%増)
    経常利益4億7600万円(同129.7%増)
    最終利益3億2700万円(同95.5%増)

    セグメント別の状況は以下のとおり。

    ①ゲーム事業 売上高13億7800万円(前年同期比15.4%増)、セグメント利益1億7100万円(同138.8%増)
    ミドルウェア「CRIWARE(シーアールアイウェア)」などの国内許諾売上は、新規顧客開拓が功を奏し、中規模の一括許諾売上を複数獲得したことにより、増加した。海外向けは、中国において第3のOSがローンチされた効果と、欧米展開が着実に進んだことにより、増加した。ツーファイブが行う音響制作は、中国企業にとって日本市場は2ndターゲット市場となっているため、日本人声優起用のボイス収録業務が堅調に推移したことにより、増加した。なお、「CRI TeleXus」への研究開発投資は継続して実施している。

    ②エンタープライズ事業 売上高12億3300万円(同18.3%増)、セグメント利益2億9650万円(同152.4%増)
    モビリティ分野の売上は、新製品となる車載メーターグラフィックソリューション「CRI Glassco」が上期に引き続き、第3四半期も見通しを上回ったことにより、大きく増加した。組込み分野の売上は、カラオケの一括許諾売上やリアルカジノ向けの年間許諾売上が上期に計上されたことにより、増加した。クラウドソリューション分野の売上は、R&Dフェーズへのシフトのため、受託業務量を計画的に減らしたことにより、予定どおり減少した。

  • ■通期業績予想は5月の修正予想から変更なし

  • 2025年9月期通期の連結業績予想については、第2四半期決算の発表時に公開した修正予想から変更なく、以下のとおり。

    売上高35億3000万円(前期比11.5%増)
    営業利益5億5000万円(同49.3%増)
    経常利益5億5600万円(同45.0%増)
    最終利益4億1100万円(同35.0%増)

株式会社CRI・ミドルウェア
http://www.cri-mw.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社CRI・ミドルウェア
設立
2001年8月
代表者
代表取締役会長 鈴木 正彦/代表取締役社長 押見 正雄
決算期
9月
直近業績
売上高34億4800万円、営業利益5億5400万円、経常利益5億6600万円、最終利益4億2000万円(2025年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3698
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