マーベラス、第1四半期のデジタルコンテンツ事業は売上47%減も開発費減り黒字転換 『朧村正怪奇譚』など投入へ インディーゲームにも注力

木村英彦 取締役 編集長
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マーベラス<7844>の2027年3月期第1四半期におけるデジタルコンテンツ事業の業績は、売上高27億5200万円(前年同期比47.2%減)、営業利益3億8200万円(前年同期は3億4900万円の営業損失)と減収・黒字転換となった。前年同期に売上を大きく押し上げたコンシューマゲームの大型タイトルがなかったことから減収となった一方、開発費負担の減少と既存タイトルの堅調な推移により、セグメント利益は黒字へと回復した。

 

コンシューマゲームでは、『牧場物語 Let's!風のグランドバザール』のPlayStation版・Xbox版を5月28日に発売したほか、子会社ジー・モードが『千銃士:Rhodoknight for Nintendo Switch』を6月25日に投入。両タイトルとも順調な販売を続けているという。

また、前期に発売した基幹3タイトルを中心に、国内外でリピート販売が好調に推移し、安定した収益を確保した。

オンラインゲームでも、4月にハーフアニバーサリーを迎えた『ブラウザ三国志 天』や、『閃乱カグラ』とのコラボ施策が奏功した『ドルフィンウェーブ』など、既存タイトルが堅調に推移し、事業収益を支えた。

会社側は、「前期と比べて売上を大きく牽引するコンシューマの基幹タイトルがなかったことで減収となったものの、それに伴う大規模な開発費の計上がなく、既存タイトルの収益貢献によって利益面では黒字に回復した」と説明している。

 

■下期は『PROJECT N(仮称)』『朧村正怪奇譚』など基幹3タイトルを投入

第2四半期以降は、新たな基幹タイトルの投入による成長を見込む。同社はオンラインゲームの『PROJECT N(仮称)』、コンシューマゲーム『朧村正怪奇譚』、そして未発表の新規タイトルの3作品を今後の基幹タイトルと位置付け、開発を進めている。

なかでも『朧村正怪奇譚』については、Steamでストアページを公開しており、「非常に多くのウィッシュリスト登録をいただいており、ユーザーの期待の高さを感じている」と説明。発売前から高い注目を集めていることを明らかにした。

また、『PROJECT N(仮称)』については、この週末に『シノビNEXUS -閃乱カグラ-』であることが発表となった。2026年内にiOS、Android、およびPC(DMM GAMES)向けに配信開始となる予定だ。

 

■インディーパブリッシングも強化 『Moonlight Peaks』は好スタート

グループ各社によるパブリッシング事業も拡大する。Marvelous USAが7月7日に発売したライフシミュレーションゲーム『Moonlight Peaks』は「非常に好調なスタート」と説明。

さらに、ジー・モードが発売を予定する『配信少女ノ裏垢迷宮』についても、開発会社Acaciaの前作が高い評価を受けたことを背景に、発売前から高い注目を集めているという。

同社は今後も開発を着実に進めるとともに、新作タイトルの販売拡大に注力し、デジタルコンテンツ事業の収益拡大を目指す方針だ。

 

 

■今期の焦点は大型新作

第1四半期は大型コンシューマタイトルの投入がなかったことから売上は大きく減少した。一方で、それに伴い大規模な開発費の計上もなく、既存タイトルのリピート販売や運営型タイトルが収益を下支えしたことで、セグメント利益は黒字を確保した。

今後は『シノビNEXUS -閃乱カグラ-』と『朧村正怪奇譚』、未発表の新規タイトルという3本の基幹タイトルが控えており、業績はこれら新作の立ち上がりに大きく左右されるだろう。また、グループ各社が展開するインディータイトルのパブリッシングも収益への寄与が期待される。

 

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株式会社マーベラス
https://www.marv.jp/

会社情報

会社名
株式会社マーベラス
設立
1997年6月
代表者
代表取締役社長 執行役員 照井 慎一
決算期
3月
直近業績
売上高379億8200万円、営業利益22億4800万円、経常利益28億5600万円、最終利益19億9400万円(2026年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7844
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