GENDA、7月中間決算は売上40%増の1036億円、調整後EBITDAは21%増の112億円 国内アミューズメント好調、北米も単月黒字化と改善進む

GENDA<9166>は9月11日、2027年1月期第2四半期(中間期)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比40.1%増の1036億6400万円と大幅な増収となった。一方、営業利益は同30.4%減の22億5200万円、経常利益は同53.8%減の11億1000万円、最終損失は3億2200万円の赤字となった。

同社が重視する調整後指標では、調整後EBITDAが同21.1%増の112億600万円、調整後中間純利益が同0.1%増の27億2800万円となった。

27年1月通期の業績予想については、売上高2150億円、調整後EBITDA300億円、調整後当期純利益106億円とする従来予想を据え置いた。

 

■大幅増収を継続、国内アミューズメントがけん引

国内アミューズメント事業が好調に推移した。主力のGiGOでは限定プライズなどが好調だったほか、既存店の成長も業績を押し上げた。店舗とデジタルの連携も進んでおり、GiGOのアプリを活用した「GiGO Link」では、アプリ決済金額が前年同期から2倍超に拡大した。店舗網の拡大だけでなく、既存店舗の収益力を高めながら、アプリを通じた顧客接点の拡大も進めている。

カラオケ事業についても概ね計画通りに進捗した。アプリ会員数は300万人を突破。400店舗を対象としたキャンペーンやIPとのコラボレーションなども利用を後押しした。こうした国内事業の伸長に加え、M&Aによってグループに加わった企業も増収に寄与し、全体として売上高は前年同期から約297億円増加した。

 

■エンタメ・コンテンツ事業も増収増益

エンタメ・コンテンツ事業では、展示会・イベントのディスプレイ企画・設計・制作などを手掛けるディー・エイトや、映画情報サイトを運営する映画.comなどの連結子会社の業績拡大も寄与した。

同事業の売上高は124億5500万円と同42.1%増。M&A関連費用計上前の調整後セグメント利益は3億3500万円と同19.6%増となった。M&Aによって事業領域を広げる一方、既存事業との協業も進めている。

 

■北米事業は単月黒字化、立て直しから成長フェーズへ

今回の決算で特に注目されるのが、北米事業の改善だ。北米ではこれまで店舗運営に課題が生じていたが、GENDAは本部主導による店舗巡回管理や、業務アプリ「Kiddleton Force」の全社展開、ラウンダーの練度向上などを進め、店舗運営の立て直しを進めてきた。

その結果、巡回回数は目標水準まで回復。さらに、7月には調整後当期純利益が単月で黒字化し、各段階損益で初めて単月黒字を達成した。

 

中間期全体では北米事業の収益負担が残っているものの、同社はこれまでの「立て直しフェーズ」が終了したと判断。2027年1月期第3四半期以降は「成長フェーズ」に移行し、今後は巡回回数を高水準で維持しながら、売り場の質の改善、適時適切な景品展開、新規出店、コスト削減などによって収益拡大を目指す。

 

 

■調整後EBITDAは112億円、通期300億円に向けて進捗

利益面では、会計上の営業利益が減少した一方、調整後EBITDAは112億600万円と同21.1%増となった。

同社はM&Aを積極的に進めていることから、M&A関連費用やのれん・無形資産の償却などが利益に影響する。こうした影響を調整した指標では、事業規模の拡大に伴って利益水準も伸びている。

中間期の調整後EBITDAは、通期計画300億円に対して112億円。会社側では、国内アミューズメントを中心とした事業の上振れによって、北米事業の業績見直しによるマイナスを吸収する形で通期計画の達成を目指している。

 

■M&Aを続けながら既存事業の収益力も改善

今回の決算を見ると、GENDAは引き続きM&Aによってグループの売上規模を拡大しながら、既存事業の収益力改善にも取り組んでいる。国内アミューズメントではGiGOの既存店が伸び、アプリ決済も拡大。カラオケも会員数を増やしながらIPとのコラボレーションなどを展開している。

その一方、課題だった北米事業についても、運営体制の立て直しを経て、今後は売り場の質やコスト構造の改善による成長を目指す段階に入った。

大幅な増収を確保する一方、会計上の利益については減益となったものの、会社が重視する調整後EBITDAは増加しており、事業規模の拡大と収益力の改善を同時に進められるかが、下期の焦点となりそうだ。

 

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株式会社GENDA
https://genda.jp/

会社情報

会社名
株式会社GENDA
設立
2018年5月
代表者
代表取締役会長 片岡 尚/代表取締役社長 申 真衣
決算期
1月
直近業績
売上高1707億8700万円、営業利益74億2500万円、経常利益59億7900万円、最終利益36億5500万円(2026年1月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
9166
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