【ゲームエンタメ株概況(8/8)】1Q決算が2ケタ増収増益で着地のハピネットが高値更新 減損損失計上で2Q決算が約47億円の最終赤字のKLabは大幅反落

8月8日の東京株式市場では、日経平均は4日続伸し、前日比761.33円高の4万1820.48円で取引を終えた。前日の米国市場のハイテク株高を受けて、国内市場も半導体関連株に買いが先行したほか、好決算発表のソフトバンクグループ<9984>が日経平均を大きく押し上げた。

そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は41銘柄(43%)、下落は52銘柄(54%)、変わらずは3銘柄(3%)で、下落した銘柄の方が多かった。

中で、任天堂<7974>やソニーグループ<6758>、コナミグループ<9766>、バンダイナムコHD<7832>などが年初来高値を更新するなど強さを見せた。

前日8月8日に発表した第1四半期決算が「Nintendo Switch 2」の大ヒットなどにより2ケタ増収増益での着地となったハピネット<7552>は4日続伸し、年初来高値を更新した。

前場引け後に第1四半期決算を発表したセガサミーHD<6460>は、後場に入って一段高した。

半面、KLab<3656>が変わらずを挟んで6日ぶりに大幅反落した。KLabは、前日8月7日に発表した第2四半期決算が『EA SPORTS FC TACTICAL』のソフトウエア資産の減損損失計上により、47億4800万円の最終赤字となったことが市場からネガティブサプライズとして受け止められたもよう。

また、第1四半期決算の大幅減益での着地に加え、マッコーリーキャピタル証券は投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に格下げしたKADOKAWA<9468>も3日ぶりに大幅反落した。

決算関連ではDeNA<2432>やオルトプラス<3672>の下げもきつい。

KLab株式会社
https://www.klab.com/jp/

会社情報

会社名
KLab株式会社
設立
2000年8月
代表者
代表取締役社長CEO 真田 哲弥
決算期
12月
直近業績
売上高83億600万円、営業損益13億4200万円の赤字、経常損益12億8000万円の赤字、最終損益27億8200万円の赤字(2024年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3656
企業データを見る
株式会社ハピネット
https://www.happinet.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ハピネット
設立
1969年6月
代表者
代表取締役会長兼最高経営責任者 苗手 一彦/代表取締役社長兼最高執行責任者 榎本 誠一
決算期
3月
直近業績
売上高3644億1800万円、営業利益116億7700万円、経常利益119億6300万円、最終利益67億6400万円(2025年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7552
企業データを見る
株式会社KADOKAWA
http://www.kadokawa.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社KADOKAWA
設立
1954年4月
代表者
代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
決算期
3月
直近業績
売上高2779億1500万円、営業利益166億5100万円、経常利益177億4200万円、最終利益73億9200万円(2025年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9468
企業データを見る