「任天堂関連」として知られるホシデン、25年3月期の営業利益を130億円→150億円に上方修正 アミューズメント関連の受注増加で

「任天堂関連」として知られるホシデン<6804>は、8月8日、2026年3月期業績予想の上方修正を行い、売上高4280億円(前回予想4060億円)、営業利益155億円(同130億円)、経常利益160億円(同120億円)、最終利益113億円(同84億円)、EPS222.06円(同165.07円)とした。期初計画では減益見通しだったが、一転して増益となる見通し。

・売上高:4280億円(前回予想4060億円)
・営業利益:155億円(同130億円)
・経常利益:160億円(同120億円)
・最終利益:113億円(同84億円)
・EPS:222.06円(同165.07円)

【従来予想からの修正率】
・売上高:5.4%増
・営業利益:19.2%増
・経常利益:33.3%増
・最終利益:35.0%増

【前年実績との比較】
・売上高:72.8%増
・営業利益:14.1%増
・経常利益:8.2%増
・最終利益:12.5%増

同社では、Nintendo Switch2向けとみられるが、アミューズメント関連向け事業の受注が増加したことにより売上見込みが前回予想時から増加しているため、売上高、利益ともに見直しを行った、としている。営業利益は、米国関税率が変更され同社グループの関税負担見込みが前回予想時から減少することにより、増加する見込みとなった。為替差損が前回予想時より少なくなる見込みとなったことも経常利益、最終利益を押し上げる。

なお、今回については、9月中間期の売上高見通しの修正を反映したものであり、第3四半期以降の売上高予想は前回予想時から変更はないとのこと。また、関税負担は、第3四半期以降も前回予想時から減少する見込みとし、営業利益、経常利益、最終利益に反映させているという。

なお、同日発表した第1四半期決算は、売上高1163億4000万円(前年同期比101.0%増)、営業利益23億9100万円(同45.5%減)、経常利益19億5600万円(同63.7%減)、最終利益13億1300万円(同64.2%減)と大幅増収・大幅減益となった。アミューズメント関連売上が大幅に伸びたが、プロダクトミックスによる収益率の悪化などが響いたという。

・売上高:1163億4000万円(同101.0%増)
・営業利益:23億9100万円(同45.5%減)
・経常利益:19億5600万円(同63.7%減)
・最終利益:13億1300万円(同64.2%減)

ホシデン

会社情報

会社名
ホシデン
企業データを見る