ぴあ、第1四半期決算は営業益253%増の23億円 大型ライブやスポーツのチケット販売好調 大阪万博関連も貢献 累損一掃し復配も視野に

ぴあ<4337>は、8月14日、2026年3月期 第1四半期の連結決算を発表し、売上高136億6700万円(前年同期比33.1%増)、営業利益23億5100万円(同253.1%増)、経常利益23億7100万円(同265.2%増)、最終利益15億6400万円(同158.0%増)と大幅増収・増益を達成した。

・売上高:136億6700万円(同33.1%増)
・営業利益:23億5100万円(同253.1%増)
・経常利益:23億7100万円(同265.2%増)
・最終利益:15億6400万円(同158.0%増)

来日アーティストの大規模公演、人気グループの全国ツアーをはじめ、大型興行、大規模フェス、プロスポーツ、ミュージカル、レジャー等のチケット販売が好調に推移した結果、取扱高ベースでの売上は850億円を超える規模となり、四半期単位では過去最高の水準となった。

また、大阪 関西万博のチケット販売や関連出版物の収益増も収益に貢献。約7%の給与アップを含めた人的資本投資、新規事業への開発投資を吸収する形で、営業利益、経常利益、最終利益のすべてにおいて前期実績を大幅に上回り、期初想定に沿って順調に推移している。コロナ禍で発生した累積損失も一掃し、復配に向けた見通しも高まってきた。

同時に、昨年10月からのチケットぴあサービス利用料の一部改訂により、コスト構造の改善を図るとともに、デジタル化時代のニーズに伴うセキュリティの強化、次世代に向けたシステム改修を鋭意進めている。

売上に貢献した主なイベントや商品は次のとおり。

【イベント(主催事業含む)】
・大阪・関西万博
・プロ野球公式戦/サッカーJリーグ/大相撲
・ONE OK ROCK/Mrs.GREEN APPLE/Vaundy
・LADY GAGA/Travis Scott/Billie Eilish
・Stray Kids/NiziU
・ROCK IN JAPAN FESTIVAL/Animelo Summer Live2025/WILD BUNCH FEST.
・ミュージカル「レ・ミゼラブル」ワールドツアースペクタキュラー
・初音ミク「マジカルミライ」

【メディア商品】
・「大阪・関西万博ぴあ(第一弾)」
・「大阪・関西万博ぴあ(完全攻略編)」
・「森のカフェと緑のレストラン」シリーズ
・「HYDE写真集」

 

■2026年3月期の見通し

2026年3月期の業績は、売上高470億円(前期比3.6%増)、営業利益34億円(同29.0%増)、経常利益32億円(同34.6%増)、最終利益23億円(同44.5%増)、EPS150.20円を見込む。株価収益率は21.8倍となる。従来予想から変更はない。

・売上高:470億円(同3.6%増)
・営業利益:34億円(同29.0%増)
・経常利益:32億円(同34.6%増)
・最終利益:23億円(同44.5%増)
・EPS:150.20円

【通期計画に対する進捗率】
・売上高:29.1%
・営業利益:69.1%
・経常利益:74.1%
・最終利益:68.0%