KLab、IPタイトル開発やグローバル運用の強みを活かしつつスピード最優先・少数精鋭の開発体制に 希望退職は未達も想定規模まで費用減 外注削減も

KLab<3656>は、8月7日に開催した第2四半期(2025年4~6月)の決算説明会において、希望退職者の募集に関して、100名の募集に対して47名の応募にとどまったものの、自然退職や新規採用の抑制、配置転換、組織体制の見直しなどを通じて当初想定していた規模まで費用の縮小を図る考えを示した。これ以外にも外注・業務委託の削減も行っており、2025年12月期末までに50名近い人員削減が可能になるという。

 

同社では、これまで培ってきたIP表現力やIPの獲得力、ゲームのグローバル配信・運用ノウハウなどを活かしつつ、少数精鋭主義、少数精鋭のスタッフで少数精鋭のゲームを開発していく考え。スピード最優先の組織・事業構造と、そうしたマインドセットを持つ少数精鋭へと転換していく。

 

他方、企業価値および株主価値の向上に改めて真剣に取り組むことを促す一環としてストックオプションを発行した。希薄化は5.7%に相当するものの、企業価値と株主価値の向上を特に強く意識した設計としたため、希薄化への影響は「合理的な範囲」にとどまるという。

 

KLab株式会社
https://www.klab.com/jp/

会社情報

会社名
KLab株式会社
設立
2000年8月
代表者
代表取締役社長CEO 真田 哲弥
決算期
12月
直近業績
売上高83億600万円、営業損益13億4200万円の赤字、経常損益12億8000万円の赤字、最終損益27億8200万円の赤字(2024年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3656
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