
8月26日の東京株式市場は反落。日経平均株価は、前営業日比413円42銭安の4万2394円40銭でこの日の取引を終えた。トランプ米大統領の米国連邦公開市場委員会(FRB)の人事を巡る発言を受けての円高進行や前日の米国株安を嫌気して売り優勢だったが、売り一巡後は買い戻しが入り、もみ合いに終止した。エヌビディアの決算発表が控えていることもあり、様子見ムードが広がったという。
【主要指数】
・日経225: 42,394.40(-413.42)
・TOPIX: 3,071.99(-33.50)
・ドル/円: 147.77(+0.05)
・ダウ: 45,282.47(-349.27)
・ナスダック: 21,449.29(-47.24)
・SOX: 5,756.30(+1.84)

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は24銘柄(25%)、下落は67銘柄(70%)、変わらずは5銘柄(5%)で、売り優勢だった。ゲーム関連株については、決算発表シーズンが終了し、gamescomも閉幕したことで目先、手がかり材料の乏しい状況となっている。
なお、8月28日からは東京おもちゃショーの開催が控えている。ホビーや玩具系のメーカーで新規の発表も期待されるところである。
大手ゲーム関連を見ると、ソニーG<6758>、任天堂<7974>、バンダイナムコHD<7832>、セガサミーHD<6460>、コナミG<9766>、スクエニHD<9684>、カプコン<9697>、コーエーテクモHD<3635>がいずれも安い。なお、野村證券が任天堂のレーティング「Buy」を継続したうえで、目標株価を1万4800円から1万7000円に引き上げた。


その他ゲーム会社やディベロッパーは、マーベラス<7844>、エヌジェイHD<9421>が高く、イマジニア<4644>、トーセ<4728>が変わらず、ネクソン<3659>、日本一ソフト<3851>、ユークス<4334>が安い。このうち、モルガン・スタンレーMUFG証券がネクソンの「イコールウエート」の継続としたうえで、目標株価を2600円から3600円に引き上げた。


モバイルゲーム系の銘柄は、モバイルファクトリー<3912>が高く、サイバーエージェント<4751>、MIXI<2121>、DeNA<2432>、グリーHD<3632>、ガンホー<3765>、アカツキ<3932>、コロプラ<3668>、ケイブ<3760>が安い。


アニメやホビーなどその他コンテンツ関連銘柄は、ハピネット<7552>が上場来高値を更新したが、引けにかけて上げ幅を縮小した。SBI証券が投資判断「買い」を継続し、目標株価を6180円から9690円へ引き上げたことが新たに市場の関心を集めているもようだ。

このほか、エディア<3935>が高く、タカラトミー<7867>、サンリオ<8136>、東宝<9602>、KADOKAWA<9468>、IGポート<3791>、GENDA<9166>、東映アニメ<4816>、フリュー<6238>、ブシロード<7803>が安い。


最後に騰落ランキングを見ると、モブキャストHD<3664>やアエリア<3758>、クシム<2345>、オルトプラス<3672>が値上がり率上位となり、イオレ<2334>、ガンホー<3765>、GENDA<9166>、CRI・ミドルウェア<3698>が値下がり率上位となった。


■ゲーム・エンタメ関連株一覧
