【ゲームエンタメ株概況(9/29)】Link-Uグループが連日のS高…クランチロールとの海外向けマンガサービスに引き続き関心 新株予約権による希薄化懸念でenishは売られる

9月29日の東京株式市場では、日経平均は続落し、前日比311.24円安の4万5043.75円で取引を終えた。配当権利落ちの影響に加え、この日にパーシャルスピンオフにより東証プライム市場に上場したソニーFG<8729>の売却需要を見極めたいとの見方から手控えムードの強い展開となった。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は26銘柄(27%)、下落は68銘柄(71%)、変わらずは2銘柄(2%)で、下落した銘柄の方が多かった。
中で、米クランチロールと提携して共同で新たな海外向けマンガサービス「クランチロール・マンガ」を提供することを発表した、前週末にストップ高まで買われたLink-Uグループ<4446>が連日のストップ高となった。
ユークス<4334>や日本一ソフト<3851>、サン電子<6736>なども買われた。
ソニーグループ<6758>は、ソニーFGのパーシャルスピンオフを考慮した基準値段となる4243円を上回って取引を終えた。
半面、前週末9月26日にEVO FUNDを割当予定先とする第20回新株予約権と第1回無担保社債による資金調達を実施することを発表したenish<3667>は、株式の希薄化を懸念した売り物に押されて4日続落した。
CLSA証券が投資判断を「Hold」から「アンダーパフォーム」に格下げしたスクウェア・エニックスHD<9684>は反落した。
ほか、ワンダープラネット<4199>やコロプラ<3668>、gumi<3903>などの下げがきつい。

会社情報
- 会社名
- 株式会社enish
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 安徳 孝平
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億1700万円、営業損益8億1500万円の赤字、経常損益8億6200万円の赤字、最終損益8億8200万円の赤字(2024年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3667
会社情報
- 会社名
- Link-Uグループ