モブキャストHD、EVO FUNDを割当先とする新株予約権と社債を発行、13億6400万円を調達…暗号資産を活用した「ソラナ・トレジャリー事業」などに充当
モブキャストホールディングス<3664>は、第36回新株予約権(行使価額修正条項付)、第37回新株予約権、第38回新株予約権、第2回無担保普通社債(少人数私募)を発行すると発表した。第38回新株予約権は、同社の藪考樹社長が割当先で、それ以外はEVO FUNDを割当予定先としているとのこと。総額13億6420万円を調達する見通しだ。
同社では、「ソーシャル・エンターテイメント&メディア事業」を推進するための資金調達と説明している。具体的には、ソルナ・トレジャリー事業、SIAP(Social Impact Acceleration Program)関連費用、子会社・投資先企業の成長資金、新規IP創出・新規事業推進資金、および運転資金に充当する。
発行新株予約の発行個数は合計30万個(第36回:20万個、第37回:5万個、第38回:5万個)で、潜在株式数は合計3000万株(第36回:2000万株、第37回:500万株、第38回:500万株)となる。6月30日現在の発行済株式総数5963万8408株を分母とする希薄化率は50.0%となる。
なお、社債では1億円を調達する見通しで、運転資金に2500万円、子会社や投資先の成長資金、新規IPの創出などに7500万円を投じる予定。そして、新株予約権の権利行使で調達した資金については、まず社債の償還に利用し、完了次第、以下の事業への投資を行っていく予定だ。
・暗号資産(ソラナ)を活用した「ソラナ・トレジャリー事業」の運用:5億5000万円(2025年11月~2026年10月)
株主価値の最大化と上場維持基準の達成、新たな収益エンジンの確立、コア事業との将来的な連携が目的。高い処理速度と低い取引コスト、ステーキングによるインカムゲイン、市場での独自性と将来性を理由にソラナを選択。
・SIAP関連(M&A費用):1億円(2025年11月~2027年6月)
社会課題解決と企業成長の両立を目指す新たなM&A戦略。
・子会社・投資先企業の成長資金、新規IP創出・新規事業推進資金:4億5800万円(2025年11月~2027年6月)
NINJIN(「オシウマ・ダービー・ブラッド」)、ゆとりの空間、「KaLae」などの成長支援。
・運転資金:1億5600万円(2025年11月~2027年6月)
会社情報
- 会社名
- 株式会社モブキャストホールディングス
- 設立
- 2004年3月
- 代表者
- 代表取締役CEO 藪 考樹
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高30億7100万円、営業損益1億5700万円の赤字、経常損益1億8900万円の赤字、最終損益1億6900万円の赤字(2024年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3664