【ゲームエンタメ株概況(10/6)】ソラナ・トレジャリー事業を開始すると発表したモブキャストHDがS高 目標株価引き上げが相次いだソニーグループは上場来高値を更新

10月6日の東京株式市場では、日経平均は上げ幅を拡大して3日続伸し、前日比2175.26円高の4万7944.76円で取引を終えた。自民党総裁選で積極財政派といわれる高市早苗氏が新総裁に選出されたことを受け、朝方から大きく買いが先行し、一時は4万8000円台に乗せる場面もあった。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は74銘柄(77%)、下落は19銘柄(20%)、変わらずは3銘柄(3%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。
中で、モブキャストHD<3664>が大幅反発し、ストップ高まで買われた。モブキャストHDは、前週末6月3日に新たな事業として、暗号資産「ソラナ」を活用したソラナ・トレジャリー事業を開始すると発表したことが株価の刺激材料となったようだ。
また、ソニーグループ<6758>が続伸し、上場来高値を更新した。ソニーグループは、みずほ証券が目標株価を4860円から5270円、モルガン・スタンレーMUFG証券も目標株価を4636円から4900円にそれぞれ引き上げたことが市場の関心を集めたもよう。
ほか、バンダイナムコHD<7832>やコナミグループ<9766>など家庭用大手ゲーム株が総じて買われ、東宝<9602>やアルファポリス<9467>なども高い。
前週末は初値形成後に売り物が先行したオーバーラップHD<414A>は一時1200円台まで売られた後、1400円台まで大きく切り返した。
半面、前週末にブシロード<7803>と共同で「HUNTER x HUNTER」を題材にした新作モバイルゲームプロジェクトを発表し、ストップ高まで買われていたワンダープラネット<4199>は大幅反落した。
ほか、オルトプラス<3672>やメガチップス<6875>、日本ファルコム<3723>などがさえない。

会社情報
- 会社名
- 株式会社モブキャストホールディングス
- 設立
- 2004年3月
- 代表者
- 代表取締役CEO 藪 考樹
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高30億7100万円、営業損益1億5700万円の赤字、経常損益1億8900万円の赤字、最終損益1億6900万円の赤字(2024年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3664
会社情報
- 会社名
- ソニーグループ株式会社
- 設立
- 1946年5月
- 代表者
- 代表執行役会長 吉田 憲一郎/代表執行役社長CEO 十時 裕樹
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高及び金融ビジネス収入12兆9570億6400万円、営業利益1兆4071億6300万円、税引前利益1兆4737億2600万円、最終利益1兆1416億円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6758