
10月8日前場の東京株式市場は5日続伸。日経平均株価は、前営業日比14円41銭高の4万7965円29銭で午前中の取引を終えた。高市トレードが継続したものの、急ピッチな上昇で短期的な過熱感が意識されており、上値では利益確定の売りに押された。ただ、為替の円安を支援材料に底堅い動きが続いているという。
【主要指数】
・日経225: 47,965.29(+14.41)
・TOPIX: 3,249.20(+21.29)
・ドル/円: 152.50(+0.60)
・ダウ: 46,602.98(-91.99)
・ナスダック: 22,788.36(-153.30)
・SOX: 6,634.76(-139.30)

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている97銘柄のうち、上昇は58銘柄(60%)、下落は34銘柄(35%)、変わらずは5銘柄(5%)で、買い優勢だった。
昨日報じたように後場からゲーム・エンタメ関連に物色の矛先が向かうようになってきたが、まだ本格的な戻りとは言い難いように見え、今後もこの動きが続くのか注目である。直近IPOのオーバーラップHDも上場前の人気にもかかわらず、上場直後は軟調に推移してきたが、グロース市場に資金が戻ってきたことを背景に見直し買いが入って大幅続伸となっている。

大手ゲーム関連を見ると、ソニーG<6758>、任天堂<7974>、バンダイナムコHD<7832>、セガサミーHD<6460>、コナミG<9766>、カプコン<9697>、コーエーテクモHD<3635>が高く、スクエニHD<9684>が安い。


その他ゲーム会社やディベロッパーは、ネクソン<3659>、イマジニア<4644>が高く、ユークス<4334>、エヌジェイHD<9421>が変わらず、マーベラス<7844>、日本一ソフト<3851>、トーセ<4728>が安い。


モバイルゲーム系の銘柄は、DeNA<2432>、グリーHD<3632>、アカツキ<3932>、コロプラ<3668>、ケイブ<3760>、モバイルファクトリー<3912>が高く、サイバーエージェント<4751>、MIXI<2121>、ガンホー<3765>が安い。


アニメやホビーなどその他コンテンツ関連銘柄は、タカラトミー<7867>、東宝<9602>、IGポート<3791>、エディア<3935>、フリュー<6238>、ブシロード<7803>が高く、サンリオ<8136>、KADOKAWA<9468>、GENDA<9166>、東映アニメ<4816>が安い。


最後に騰落ランキングを見ると、Link-U<4446>やオーバラップHD<414A>、SEH&I<9478>、日本ファルコム<3723>が値上がり率上位となり、モブキャストHD<3664>、KLab<3656>、GENDA<9166>、メガチップス<6875>が値下がり率上位となった。
■ゲーム・エンタメ関連株一覧

※時価総額の単位は億円。