C&R社、2Q(3~8月)決算はおおむね計画通りに クリエイティブ分野(日本)と医療分野が成長 3月に子会社化の高橋書店グループ5社が業績に寄与

クリーク・アンド・リバー社(C&R社)<4763>は、10月9日、2026年2月期の第2四半期累計(3~8月)の連結決算を発表、主要なクリエイティブ分野(日本)と医療分野を中心に着実に利益成長を実現し、おおむね計画通りに推移した。

なお、最終益が膨らんでいるのは、3月に連結子会社化した高橋書店グループ5社の事業における季節的な要因によるものとなる。

売上高280億9200万円(前年同期比8.7%増)
営業利益21億3800万円(同2.6%減)
経常利益21億1200万円(同6.8%減)
最終利益22億1400万円(同50.7%増)

①クリエイティブ分野(日本)
映像、ゲーム、Web等の主力分野が堅調に推移し、売上高191億1300万円(前年同期比9.4%増)、セグメント利益(営業利益)13億3500万円(同15.8%増)となった。

②クリエイティブ分野(韓国)
売上高14億200万円(同1.1%減)、セグメント損益(営業損益)1600万円の赤字(前年同期1100万円の赤字)となった。

③医療分野
医師紹介の成約数が前年同期を上回って順調に推移した結果、売上高35億8400万円(同9.7%増)、セグメント利益(営業利益)12億4700万円(同22.4%増)となった。

④会計・法曹分野
前期より続く人材紹介サービスの成約長期化の影響により、売上高11億8600万円(同4.6%減)、セグメント利益(営業利益)5400万円(同11.5%減)となった。

⑤CRES分野
高橋書店グループの業績が連結損益に反映され、のれんの償却費用などが計上された。売上高3億8900万円(前年同期500万円)、セグメント損益(営業損益)4億6700万円の赤字(前年同期1100万円の黒字)となった。

⑥その他の事業
売上高は順調に増加している一方で、引き続き事業拡大に向けた積極的な投資を行っており、売上高24億1600万円(同6.7%増)、セグメント損益(営業損益)200万円の赤字(前年同期3600万円の赤字)となった。

■通期業績予想は変更なし

2026年2月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。

売上高600億円(前期比19.3%増)
営業利益50億円(同38.3%増)
経常利益50億円(同35.3%増)
最終利益32億円(同42.1%増)

株式会社クリーク・アンド・リバー社
https://www.cri.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社クリーク・アンド・リバー社
設立
1990年3月
代表者
代表取締役会長CEO 井川 幸広/代表取締役社長COO 黒崎 淳
決算期
2月
直近業績
売上高502億7500万円、営業利益36億1400万円、経常利益36億9400万円、最終利益22億5100万円(2025年2月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4763
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