【ゲームエンタメ株概況(10/14)】全体軟調もLink-UやSKジャパンなど個別物色は盛ん 赤字転落のケイブは大幅安【チャート掲載】

10月14日の東京株式市場は大幅続落。日経平均株価は、前営業日比1241円48銭安の4万6847円32銭でこの日の取引を終えた。公明党が自民党との連立政権離脱を表明したことや米中貿易摩擦への懸念が嫌気され、一時1544円安まで売り込まれる場面があった。

 

【主要指数】
・日経225: 46,847.32(-1,241.48)
・TOPIX: 3,133.99(-63.60)
・ドル/円: 151.75(-0.56)
・ダウ: 46,067.58(+587.98)
・ナスダック: 22,694.61(+490.18)
・SOX: 6,723.47(+315.86)

 

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている97銘柄のうち、上昇は13銘柄(13%)、下落は83銘柄(86%)、変わらずは1銘柄(1%)で、売り優勢だった。

好業績や材料の出た銘柄など個別株物色は積極的に行われており、Link-U<4446>が年初来高値を更新した。「クランチロールマンガ」のシステムを担当するとの発表以後、継続的に物色されている。26年2月期の業績予想を上方修正したエスケイジャパン<7608>も大幅高。KLab<3656>やクシム<2345>も高い。

 

他方、第1四半期決算が赤字となったケイブ<3760>が大幅安となり、下落率1位となった。シリコンスタジオ<3907>、アクセルマーク<3624>、オルトプラス<3672>も売られた。

 

大手ゲーム関連を見ると、大和証券が目標株価を引き上げた任天堂<7974>が買われたほか、コーエーテクモHD<3635>も高い。他方、ソニーG<6758>、バンダイナムコHD<7832>、セガサミーHD<6460>、コナミG<9766>、スクエニHD<9684>、カプコン<9697>が売られた。

 

その他ゲーム会社やディベロッパーは、ネクソン<3659>、マーベラス<7844>、日本一ソフト<3851>、イマジニア<4644>、トーセ<4728>、ユークス<4334>、エヌジェイHD<9421>が安い。

 

モバイルゲーム系の銘柄は、コロプラ<3668>が高く、サイバーエージェント<4751>、MIXI<2121>、DeNA<2432>、グリーHD<3632>、ガンホー<3765>、アカツキ<3932>、ケイブ<3760>、モバイルファクトリー<3912>が安い。

 

アニメやホビーなどその他コンテンツ関連銘柄は、IGポート<3791>が高く、KADOKAWA<9468>が変わらず、2社の買収を発表したGENDA<9166>もさえない。タカラトミー<7867>、サンリオ<8136>、東宝<9602>、東映アニメ<4816>、エディア<3935>、フリュー<6238>、ブシロード<7803>がいずれも売られた。

 

 

■ゲーム・エンタメ関連株一覧

※時価総額の単位は億円。