コナミG、ゲーム事業の9月中間は売上高28%増の1687億円、事業利益32%増の613億円　『MGSΔ』『SILENT HILL f』初動ミリオン　下期は『桃鉄2』に期待

コナミグループ<9766>は、10月30日、2026年3月期 9月中間期における主力のデジタルエンタテインメント事業(ゲーム事業)の業績について、売上高が前年同期比28.2%増の1687億円、事業利益が同31.6%増の613億円と大幅増収・増益を達成したことを明らかにした。7-9月に限定すると、売上高954億円、事業利益335億円と『SILENT HILL 2』を発売した24年10-12月期に匹敵する規模となっている。

グループの中核子会社コナミデジタルエンタテインメントが第2四半期に発売した『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』(25年8月発売)と『SILENT HILL f』(25年9月発売)がいずれも初動で世界累計出荷100万本を突破するなど好調な立ち上がりになり、業績拡大に貢献したようだ。

看板タイトル「eFootball」もシリーズ9億ダウンロードを突破した。スタジアムをカスタマイズできる新機能や戦術の幅を広げるなどの新要素を追加する大型アップデートや新シーズン開幕を記念したスタートアップキャンペーンが奏功したという。

下期の注目はやはり11月に発売を控えている『桃太郎電鉄2 ～あなたの町もきっとある～』だろう。『桃太郎電鉄 ～昭和 平成 令和も定番！～』は累計400万本、『桃太郎電鉄ワールド ～地球は希望でまわってる！～』も150万本を超えるなどロングランで大ヒット。学校での教育利用で作品認知も上がっており、シリーズ最大ボリュームとなる本作に期待がかかる。