コロプラ、25年9月期は売上高0.2%減、10億200万円の営業黒字に転換 グループ全体で各種費用の適正化に注力 株式売却などによる収益が利益に貢献

コロプラ<3668>は、11月5日、2025年9月期の連結決算を発表、一部既存タイトルにおける配信期間の長期化に伴う減収が発生したものの、株式売却などによる収益の増加により、売上高はほぼ横ばいとなった。

また、グループ全体で各種費用の適正化に努めたことで営業利益は黒字化し、経常利益には為替差益の発生も寄与した。

しかし、最終利益については、投資有価証券評価損を計上し、赤字計上となった。

売上高259億3300万円(前々期比0.2%減)
営業利益10億200万円(前々期12億800万円の赤字)
経常利益18億500万円(同9億4700万円の赤字)
最終損益3億600万円の赤字(同18億6600万円の赤字)

各セグメントごとの状況は以下のとおり。

①エンターテインメント事業 売上高232億6400万円(前々期比4.9%減)、営業損益1億8000万円の赤字(前々期13億200万円の赤字)
スマートフォン向けゲームでは『ドラゴンクエストウォーク』(企画・制作:スクウェア・エニックス、開発:コロプラ)が好調に推移し、引き続きぐループの連結業績に貢献した。また、新作タイトル『異世界∞異世界』『神魔狩りのツクヨミ』の配信を開始したが、一部既存タイトルにおける配信期間の長期化に伴う売上逓減により減収となった。一方で、グループ全体でのコスト見直しにより外注費、広告宣伝費などが減少した。

②投資育成事業 売上高26億6800万円(同77.8%増)、営業利益11億8000万円(同1187.7%増)
主にタイミー<215A>やBitStarの株式売却などによる収益が発生した。また、保有する営業投資有価証券の一部について減損処理を行った。

■通期業績予想は非開示

2025年9月期通期の連結業績予想については、グループを取り巻く事業環境は短期的な変化が激しいことから、グループの業績の見通しについては適正かつ合理的な数値の算出が困難であるため、非開示としている。

※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。

株式会社コロプラ
https://colopl.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社コロプラ
設立
2008年10月
代表者
代表取締役社長 宮本 貴志
決算期
9月
直近業績
売上高259億3300万円、営業利益10億200万円、経常利益18億500万円、最終損益3億600万円の赤字(2025年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3668
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