ホシデン、9月中間決算は売上高111%増の2454億円、経常利益51%増の95億円と大幅増収増益…任天堂向けが大幅増、為替差益も計上

ホシデン<6804>は、11月7日、2026年3月期 第2四半期累計の連結決算を発表し、売上高2454億2600万円(前年同期比111.3%増)、営業利益80億9800万円(同1.6%増)、経常利益95億8800万円(同51.2%増)、最終利益61億0800万円(同38.0%増)と増収増益だった。

・売上高:2454億2600万円(同111.3%増)
・営業利益:80億9800万円(同1.6%増)
・経常利益:95億8800万円(同51.2%増)
・最終利益:61億0800万円(同38.0%増)

同社では、移動体通信関連向け売上が減少したものの、アミューズメント関連向けが大幅に増加し、売上高が大きく伸びた、と説明している。自動車関連向けも押し上げた。

利益面では、アミューズメント関連向けの大幅な増収に加え、前年同期に発生のあった為替差損が当期は為替差益に転じ、経常利益と最終利益も大きく伸びた。

ちなみに、有価証券報告書によると、同社の全体売上に占める任天堂向けの比率は、25年3月期で57.4％(販売額は1422億2100万円)、24年3月期は55.5％(同1214億8300万円)だった。

■2026年3月期の見通しを上方修正

同時に2026年3月期連結業績予想の上方修正を行い、売上高4400億円(前回予想4280億円)、営業利益160億円(同155億円)、経常利益180億円(同160億円)、最終利益120億円(同113億円)、EPS235.79円(同222.06円)とした。

・売上高:4400億円(前回予想4280億円)
・営業利益:160億円(同155億円)
・経常利益:180億円(同160億円)
・最終利益:120億円(同113億円)
・EPS:235.79円(同222.06円)

【従来予想からの修正率】
・売上高:2.8%増
・営業利益:3.2%増
・経常利益:12.5%増
・最終利益:6.1%増

【前年実績との比較】
・売上高:77.7%増
・営業利益:17.8%増
・経常利益:21.8%増
・最終利益:19.5%増