
都内最大級のインディゲーム展示会「東京ゲームダンジョン10」が本日(11月9日)、東京・浜松町にある東京都立産業貿易センター浜松町館2階・3階展示室で開催した。東京ゲームダンジョンは、2022年にスタートし、タイトルから分かるように今回で記念すべき10回目を迎えた。日本国内の個人・小規模チームが作る300以上の作品が集結し、また、悪天候にも関わらず、多くのゲームファンが集まった。

当サイトも取材初参加なので、個性的な作品の数々に目移りしたが、特に目を引いたのはNEOWIZゲームオンのブースだろう。アクションプラットフォーマー『SANABI』の新DLC『A HAUNTED DAY』の試遊出展を行っていた。2025年リリース予定だが、プレイを希望するユーザーが行列を形成していた。主人公の部下にあたる「ソン少佐」が活躍するゲーム本編の前日譚にあたる。
▼Steamストアページ
https://store.steampowered.com/app/3996620/SANABI_A_Haunted_Day/

▲試遊を希望するファンが行列を形成していた。20人くらいはいただろうか。

カバー<5253>子会社のシー・シー・エム・シー(CCMC)は、田舎でのスローライフを自由に楽しめるほのぼのゲーム『ぷちホロ村』をプレイアブル出展したほか、クリエイター相談窓口を設置していた。hololiveのファンゲームを有料で開発・提供を希望するクリエイターが非常に増えているとのことで、今回、初めてインディーゲームイベントの会場に窓口を設置することにしたそうだ。

▼Steamストアページ
https://store.steampowered.com/app/3856280/_/

CCMC近くに陣取っていたビサイドは、『ホロライブごろごろマウンテン』を出展していた。お宝=ホロライブ所属タレントを転がし、お宝同士をくっつけて成長させながら島の頂上を目指す3Dアクション。1人で挑む大玉ころがしといった印象だが、大きなお宝をまっすぐ転がすことの意外な難易度や投げたり、自身がジャンプしたりなど奥深さを感じさせる内容だった。
▼Steamストアページ
https://store.steampowered.com/app/3511130/_/

バンダイナムコスタジオのインディーゲームレーベル『GYAAR Studio』も印象的だった。出展タイトル『Algolemeth』は、ゴーレムの行動をビジュアルプログラミングで制御し、全自動でダンジョンを攻略するRPG。プログラミング思考が求められるもので、モノクロの画面かつウィザードリィライクなビジュアルも相まって2026年のリリースが楽しみである。
▼Steamストアページ
https://store.steampowered.com/app/2731030/Algolemeth/

▲画面右側がビジュアルプログラミングの部分。例えば、キャラの体力が50%以下になったら回復魔法をかけて回復するなどの条件付きの指示系統を出すことができる。

グラビティゲームアライズは、『Aeruta(アルタ)』をプレイアブル出展していた。パン屋経営を行いつつ、ダンジョン探索を行う2Dドット絵のハイブリッドRPGで、11月6日にリリースしたばかりだが、Steamのユーザーレビュー「非常に好評」となるなど、高く評価されている作品だ。このほか、『はしれへべれけ EX』『Light Odyssey』『ヌーギーズの大冒険』もプレイ可能だった。
▼Steamストアページ
https://store.steampowered.com/app/2286780/Aeruta/

麺屋すぱいす 東京支店の『ナカノ人格移植研究所』は周回型ミステリー2Dアドベンチャーゲーム。プレイヤーが憑依する対象の登場人物を選択し、その登場人物を主人公としてストーリーを進めながら謎を解き明かしていく。前作『アイアイ喫茶店』はコメディ色を入れていたが、本作では本格的なミステリーに挑戦しているそうだ。2026年リリース予定だ。
▼Steamストアページ
https://store.steampowered.com/app/4034160/_/

最後に、221GAMESのロボットゲーム『プニヒローダー2』も試遊してみたタイトルだ。ブース前を通った人が何度か驚きの声を上げていたが、「ぷにひ」がメカに乗り込み戦うサードパーソンシューティングゲーム。「ぷにひ」はかわいらしいが、ゲーム内容は硬派なロボットアクションといった印象だった。現在、早期アクセス版を配信中である。
▼Steamストアページ
https://store.steampowered.com/app/1956960/2/#app_reviews_hash