
コロプラ<3668>は、2025年9月通期の決算説明資料の「パイプライン」に追加した「位置ゲー」(位置情報を使ったモバイルゲーム)2本の業績貢献時期について、「まだ開発を始めた段階である」とし、中期目線での貢献になるとの見方を示した。11月7日に開催したオンラインの決算説明会で寄せられた質問に経営陣が回答した。
新作「位置ゲー」は、“モバイルゲームだからこその体験”を追求するとし、有力IPを組み合わせることでグローバルヒットを狙う考え。グローバルヒットを狙うことが可能な有力IPとなると、国内だけでなく、グローバルで長く人気となっていることが条件になるだろうが、ここでは具体的な作品について言及しなかった。
位置情報を使ったモバイルゲームは、一般的なモバイルゲームに比べてヒットすると長期的に収益貢献することが多い。現在もなおセールスランキング1位に入る『ポケモンGO』や、そして10年を超えても成長を続ける『駅メモ!』がその代表例となるだろう。
もちろんコロプラも運営20周年を迎えた元祖位置ゲー『コロニーな生活』に加えて、6周年を迎えた『ドラゴンクエストウォーク』とロングヒット作品を手掛けている。位置情報ゲームの開発・運営で豊富な実績とノウハウを持つコロプラならではの作品を期待したいところだ。
会社情報
- 会社名
- 株式会社コロプラ
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 宮本 貴志
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高259億3300万円、営業利益10億200万円、経常利益18億500万円、最終損益3億600万円の赤字(2025年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3668