【ゲームエンタメ株概況(11/12)】新作『ARC Raiders』の成功や自社株買いを材料にネクソンが高値更新 2Q決算の大幅減益を嫌気してカバーは安値更新

11月12日の東京株式市場では、日経平均は反発し、前日比220.38円高の5万1063.31円で取引を終えた。日経平均寄与度の高いソフトバンクグループ<9984>の株価に振り回される場面があったものの、国内の決算発表が佳境に入る中で好決算銘柄への物色の動きが広がった。

そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業97銘柄のうち、上昇は83銘柄(86%)、下落は11銘柄(11%)、変わらずは3銘柄(3%)で、上昇した銘柄が多数を占めた。

中で、ネクソン<3659>が上げ幅を拡大して4日続伸し、年初来高値を更新した。ネクソンは、新作『ARC Raiders』のグローバル展開での成功や自社株買いの発表などが市場の評価材料となったようだ。

また、ソニーグループ<6758>が続伸し、日本ファルコム<3723>やコーエーテクモHD<3635>、KADOKAWA<9468>なども買われた。

半面、カバー<5253>が大幅続落し、年初来安値を更新した。カバーは、前日11月11日に発表した第2四半期決算が前年同期比20.9%の営業減益での着地となったことが市場から嫌気されたもようだ。

同様に決算関連では、第2四半期決算の内容が市場の期待に届かなかったとの見方からタカラトミー<7867>も続落した。

そのほか、enish<3667>やcoly<4175>などが売られ、家庭用大手ゲーム株ではカプコン<9697>とコナミグループ<9766>がさえない。

株式会社ネクソン
http://www.nexon.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ネクソン
設立
2002年12月
代表者
代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
決算期
12月
直近業績
売上収益4462億1100万円、営業利益1241億7600万円、税引前利益1959億8700万円、最終利益1348億4800万円(2024年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3659
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