オルトプラス、新事業として暗号資産の購入および運用事業を2026年1月より開始 費用は第11回と第12回新株予約権の調達資金から充当へ

オルトプラス<3672>は、11月20日、中長期的な企業価値の向上と財務基盤の強化を目的として、暗号資産の購入および運用事業を新たに開始することを発表した。

事業成長に伴う資産運用の一環として、暗号資産を戦略的に取得・運用することで、長期的な資産価値の向上、ステーキングなどによる安定的インカムゲインの獲得、将来的な資本政策の柔軟性向上を図り、財務基盤の安定化を図っていく。

具体的には、以下の取り組みを中心に展開を予定している。

①ビットコイン(BTC)やステーキング対象の主要暗号資産(イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)など)への投資
②暗号資産の保有を通じた資産の多角化および価値保全
③暗号資産およびブロックチェーン技術を活用した既存事業の高度化および新規事業の創出

なお、新たな事業の開始時期は、2026年1月を予定している。まずは主要暗号資産の取得・運用を進め、その後、市場環境や規制動向を見極めながら、エンターテインメント&ソリューション事業において、ブロックチェーン技術やデジタルアセットの活用による新たなビジネスモデルの可能性を検討していく。

暗号資産の購入および運用事業に関する費用としては、91億円の支出を2026年1月から2030 年12月までの期間で見込んでおり、EVO FUNを割当予定先とする第11回新株予約権と、Gファンド、石井武氏、岡﨑太輔氏を割当予定先とする第12回新株予約権の調達資金の中から充当する予定だ。

なお、この新たな事業の開始による同社の今期業績に与える影響はないが、将来的な企業価値向上に寄与する事業であると考えているという。業績に重大な影響を与えることが明らかになった場合には、速やかに発表する方針だ。

株式会社オルトプラス
https://www.altplus.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社オルトプラス
設立
2010年5月
代表者
代表取締役CEO 石井 武
決算期
9月
直近業績
売上高28億9700万円、営業損益4億6700万円の赤字、経常損益4億4200万円の赤字、最終損益4億3400万円の赤字(2025年9月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3672
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