
gumi<3903>は、この日(12月12日)、第2四半期会計期間(25年8~10月)の決算で、売上高が前四半期比84.3%増の24億9600万円と大きく伸びたことを明らかにした。同社では、新作は『ジョジョの奇妙な冒険 オラオラオーバードライブ(オラドラ)』が1ヶ月の収益寄与だったものの、想定通りの大ヒットとなったことで大きく増収に貢献した。ただ、リリースに伴い広告宣伝費を投下したため、営業損失2億3500万円を計上することになった。経常利益と最終利益については暗号資産評価益が寄与して黒字となった。


同社では、集中的に投下した広告宣伝費を控除すると営業利益は2億円だったと試算しているという。第3四半期以降は『オラドラ』の四半期ベースでフル寄与するほか、広告宣伝費も定常化するなど落ち着く見込みで、大幅な増益を見込んでいるそうだ。

『オラドラ』は、戦略変更後の第1弾タイトルとして目覚ましい活躍を見せたが、同社では、2027年4月期以降、毎年1~2本のIPタイトルを定期的にリリースしていく考えだ。安定的に収益を積み上げ、利益拡大フェーズに入っていきたい、としている。

会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高89億4200万円、営業利益3億7000万円、経常利益21億300万円、最終利益20億6300万円(2025年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903