
エヌビディアは、「CES」(Consumer Electronics Show)において、GeForce RTX、NVIDIA RTX PRO、NVIDIA DGX Sparkデバイス向けに、PC上での4K AIビデオ生成を高速化する『LTX-2』と『ComfyUI』のアップグレードを含む、複数のAI強化を発表した。
同社は、2025年をPCにおけるAI開発の飛躍の年と位置づけ、PCクラスの小規模言語モデル (SLM) の精度が前年と比較して約2倍向上し、開発ツールの人気が前年比で倍増したことを示した。これらの進展により、2026年にはPCクリエイター、ゲーマー、生産性向上を目指すユーザーの間で、生成AIの日常生活への広範な普及が進む見通しである。
発表されたアップグレードの主要な点は以下の通りだ。
【ビデオ・画像生成AIの強化】
『ComfyUI』では、PyTorch-CUDAの最適化とネイティブNVFP4/FP8精度のサポートにより、ビデオおよび画像生成AIのパフォーマンスを最大3倍向上し、VRAM使用量を60%削減する。また、『ComfyUI』への『RTX Video Super Resolution』の統合により、4Kビデオ生成を高速化する。
【ビデオ生成パイプライン】
アーティストは生成プロセスを正確に制御しながら、ビデオ生成を3倍高速化し、4Kにアップスケールできる『RTX』を活用した新しいビデオ生成パイプラインを発表した。このパイプラインはLightricksの新しい『LTX-2』モデルのオープンウェイトリリースによって実現した。『LTX-2』は、主要なクラウドベースモデルに匹敵する結果を提供しながら、最大20秒間の4Kビデオを生成できる。
【ローカル検索エージェント】
Nexa.aiのローカル検索エージェント『Hyperlink』は、『RTX PC』を自然言語で質問にインライン引用付きで答えることができる検索可能なナレッジベースへと変換する。最新のベータ版では、ビデオ内のオブジェクト、アクション、音声を対象に検索できるよう、ビデオコンテンツのサポートを追加した。
【SLMの推論パフォーマンス向上】
『llama.cpp』と『Ollama』を使用することで、『RTX GPU』および『DGX Spark』デスクトップ スーパーコンピューター上でのSLMの推論パフォーマンスを最大35%高速化し、これらのアップデートは現在利用可能である。
【NVIDIA Broadcast】
『NVIDIA Broadcast 2.1』では、『Virtual Key Light』エフェクトが更新され、パフォーマンスが向上した。これにより、RTX 3060デスクトップGPU以上で利用可能になり、より多くの照明条件に対応し、幅広い色温度制御が可能になった。
【DGX Spark】
コンパクトなAIスーパーコンピューターである『DGX Spark』について、発売からわずか3か月弱でAIパフォーマンスが最大2.6倍向上したことを発表し、新しいプレイブックも利用可能になった。
これらの進歩により、ユーザーは、ローカル『RTX AI PC』が提供するプライバシー、セキュリティ、低遅延を活用しながら、高度なビデオ、画像、言語のAIワークフローをシームレスに実行できるようになる。
会社情報
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