ニフティ、第2四半期はコスト削減やニフティクラウド好調で経常益63%増を達成

ISPやサーバーホスティング事業を手がけるニフティ<3828>は、本日(10月25日)、第2四半期累計(4~9月期)の連結業績を発表しており、経常利益が前年同期比63.0%増の27億円だった。

 

 

同社によれば、主力のISP事業でネットワーク利用料やコールセンターのコスト削減を継続的に行ったことが奏功したことに加え、パブリック型クラウドサービス「ニフティクラウド」の売上が伸びたことが主な要因だった。

また、売上高が同8.0%減の481億円だった。ISP事業でキャリアの回線料金とISP料金をパックにした商品からISP商品のみとするる「@nifty光ライフ with フレッツ」に会員がシフトしたことによる。

四半期純利益は、14億4300万円(同70.7%増)だった。特別損失としてソフトウェア資産廃棄に伴う特別損失を計上したものの、経常利益の伸びで吸収した。

 

■2012年3月期

2012年3月期は、売上高920億円(前期比11.1%減)、経常利益45億円(同30.9%増)、当期純利益21億円(同23.3%増)を見込む。営業利益を2億円、経常利益を3億円上方修正している。

 

 

同社では、引き続きISP事業で引き続きコスト削減を行うとともに、ニフティクラウドでパートナー戦略に注力し、事業拡大を図っていく。同社では、ソネットエンタテインメントにクラウドサービスのOEM提供を開始したが、今後、提供先の拡大に注力する。