セガサミーHD、3Q決算でRovioの事業計画の見直しなどによる減損損失約313億円を計上 通期の最終益予想は375億円の黒字から一転130億円の赤字に

セガサミーホールディングス<6460>は、2月13日、2026年3月期の第3四半期決算において、Rovioの事業計画の見直しなどによる減損損失を特別損失として計上することを発表した。

また、合わせて2026年3月期通期の連結業績予想の修正を発表した。

■特別損失(減損損失)の計上

同社グループは、エンタテインメントコンテンツ事業における成長戦略の一環として、成長余地の大きいグローバルモバイルゲーム領域における事業展開を加速すべく、同領域において高い開発力と運営力を有するRovio Entertainment(以下、Rovio)を2023年9月にグループへ迎え入れた。

しかし、Rovioのグループ参画後、グローバルモバイルゲーム市場では短期間で複数の大型タイトルが誕生するとともに顧客獲得競争が激しくなるなど、事業環境が急速に変化した。Rovioにおいては当初想定していた事業展開を進めることが困難となり、同事業の収益性は当初計画を下回る状況となっている。

このような状況を踏まえ、同社グループはRovioの事業計画の見直しを行い、減損テストを実施した。結果、Rovioに係る回収可能価額が帳簿価額を大幅に下回ることが判明したため、2026年3月期の第3 四半期連結決算において、のれんおよびその他の無形資産の減損損失約313億円を計上した。

また、その他の無形資産の減損処理に伴い、繰延税金負債取り崩しによる約9億円の法人税等調整額(益)を計上した。

以上のことから、2026年3月期の第3四半期に計上した最終損失への影響額は、のれんおよびその他の無形資産の減損損失から、繰延税金負債の取り崩しによる法人税等調整額の影響を控除した約304億円となった。

■通期業績予想の修正

売上高4750億円→4900億円(増減額3.2%増)
営業利益530億円→400億円(同24.5%減)
経常利益560億円→435億円(同22.3%減)
最終損益375億円の黒字→130億円の赤字

遊技機事業は、主要タイトルの堅調な販売により、全体として好調に推移した。一方で、エンタテインメントコンテンツ事業は、コンシューマ分野のフルゲーム、F2Pの新作タイトル、Rovioが低調に推移した。また、ゲーミング事業では、期初計画に含まれていなかった GAN LimitedとStakelogicの連結取り込みを開始した結果、売上高は増加したものの、経常利益は減少した。

まあ、Rovioに係るのれんなどの減損損失を2026年3月期の第3四半期に計上したことに加え、2024年に買収を発表したStakelogicについても、主要市場であるオランダにおける規制強化を背景に、事業環境が想定を上回るペースで悪化しており、買収当初の見込みより収益性が低下した。それに伴い、回収可能価額が帳簿価額を下回ると推測されることから、期末に約150億円(精査中)の減損損失を計上することを見込んでいる。

セガサミーホールディングス株式会社
http://www.segasammy.co.jp

会社情報

会社名
セガサミーホールディングス株式会社
設立
2004年10月
代表者
代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
決算期
3月
直近業績
売上高4289億4800万円、営業利益481億2400万円、経常利益531億1400万円、最終利益450億5100万円(2025年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6460
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