ACCESS、2012年1月期の業績予想を赤字修正…スマホ普及でロイヤリティが落ち込む

フィーチャフォン向けブラウザ「NETFRONT」で知られるACCESS<4813>がスマートフォンの普及を受けて業績面で苦戦を余儀なくされている。同社は、本日(10月28日)、2012年1月期の連結業績予想を下方修正し、売上高137億円(前回予想170億円)、営業損益9億5000万円の赤字(同16億円の赤字)、経常損益9億5000万円の赤字(同16億円の黒字)、当期純損益22億5000万円の赤字(同2億5000万円の黒字)とした。     同社では、世界的にスマートフォンの普及が急速に進む中、フィーチャーフォン向けのソフトウェアのロイヤリティー収入の落ち込みが当初の想定以上に大きいことに加え、新規事業への事業シフトが遅れたため、としている。全社で包括的なコスト削減に取り組んでいるものの、売上高の減少幅を吸収することができなかったとのこと。 今後は、既存事業は厳格な事業評価に基づく取捨選択を行う一方、強みを最大限に発揮する分野として、エンタープライズ向けソフトウェア開発事業の展開、ネットワークソフト事業においてイノベーションを牽引すべく取り組んでおりますクラウド向けソリューション事業のより一層の推進、海外市場・新興市場への事業展開などを推進する、としている。 同時に、人事異動も発表し、下方修正の経営責任を明確にするため、代表取締役社長兼CEOの鎌田富久氏が辞任し、室伏伸哉氏が代表取締役兼CEO兼CFOに就任する。このほか、以下のような人事異動も行われている。  
ACCESSPORT株式会社
http://www.accessport.jp/

会社情報

会社名
ACCESSPORT株式会社
設立
2006年7月
代表者
沈海寅/翁永飆
決算期
12月
直近業績
非公開
上場区分
非上場
企業データを見る