IGポート、3Q(6~2月)決算は前年同期に複数作品が版権事業に大きく貢献した反動で減収・営業減益に 電子書籍は「異世界転生」「なろう系」ジャンルの続刊が堅調

IGポート<3791>は、4月14日、2026年5月期の第3四半期累計(6~2月)の連結決算を発表、前年同期に「君に届け 3RD SEASON」や「劇場版 ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」が版権事業に大きく貢献した反動が大きく、減収・営業減益となった。

■第3四半期累計(6~2月)決算実績

売上高105億6000万円(前年同期比3.7%減)
営業利益12億300万円(同2.8%減)
経常利益12億7000万円(同2.4%増)
最終利益9億9700万円(同39.8%増)

■セグメントごとの状況

①映像制作事業 売上高59億7300万円(前年同期比12.7%増)、営業損益6億7000万円の赤字(前年同期8億1300万円の赤字)
テレビ用アニメーションは「キャンディーカリエス」「左ききのエレン」「春夏秋冬代行者 春の舞」、劇場用アニメーションは「劇場版ハイキュー!! VS 小さな巨人」、配信用アニメーション「Star Wars Visions Presents -The Ninth Jedi」「THE ONE PIECE」などを納品へ向けそれぞれ制作している。

テレビ用アニメーションの「花ざかりの君たちへ」は納品および放映が始まった。また、そのほかに遊技機やCMなどのアニメーションを制作し、納品した。

なお、一部の作品については、制作期間の長期化や、人件費、CG制作費、外注費等が高騰しており、受注損失引当金を計上した。

②出版事業 売上高16億7900万円(同1.1%減)、営業利益2億3000万円(同35.6%減)
月刊誌「コミックガーデン」、コミックス「転生貴族の異世界冒険録 14巻」「裏切られたので、王妃付き侍女にジョブチェンジ! 7巻」など、定期月刊誌9点、並びに新刊コミックス・書籍121点を刊行した。

また、既刊コミックスの「魔導具師ダリヤはうつむかない ~Dahliya Wilts No More~」は、電子書籍を中心に特に販売が好調だった。

なお、オリジナル新規作品の売上が伸び悩む傾向にあるが、「異世界転生」「なろう系」ジャンルの続刊作品の売上が電子書籍を中心に堅調に推移しており、今後も市場の動向を見極めながら対応していく予定だ。

③版権事業 売上高は17億2100万円(同50.4%減)、営業利益11億4600万円(同32.8%減)
「ハイキュー!!」「怪獣8号」「SPY × FAMILY」「進撃の巨人」「BUBBLE」などのシリーズタイトルを中心に、二次利用による収益分配を計上した。前期は「君に届け 3RD SEASON」や「劇場版 ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦」の収入が大きく寄与したため、その反動で売上高は減少した。

④商品販売事業 売上高9億9800万円(同215.5%増)、営業利益6億3100万円(同712.0%増)
店舗開設許諾金の売上計上および I.G & WIT Anime Studio Storeや国内販売店への卸売りを行った。

⑤その他事業 売上高1億8700万円(同1.4%増)、営業利益900万円(同47.5%減)
雑誌のイラスト描きや講師料などを計上した。

■通期業績予想は変更なし

2026年5月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。

売上高157億7200万円(前期比8.0%増)
営業利益17億9200万円(同25.7%増)
経常利益16億5900万円(同16.9%増)
最終利益13億5800万円(同64.1%増)

※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。

株式会社IGポート
https://www.igport.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社IGポート
設立
1987年12月
代表者
代表取締役社長 石川 光久
決算期
5月
直近業績
売上高145億9800万円、営業利益14億2600万円、経常利益14億2000万円、最終利益8億2800万円(2025年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3791
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