セルシス、1Q(1~3月)決算は「CLIP STUDIO PAINT」のメジャーバージョンアップ効果で売上高16%増、営業益59%増に 四半期ベースで過去最高業績を更新
セルシス<3663>は、5月8日、2026年12月期の第1四半期(1~3月)の決算(非連結)を発表、主力の「CLIP STUDIO PAINT」を中心に堅調な事業推進の結果、四半期における売上高、営業利益ともに過去最高を更新した。
■第1四半期決算実績
売上高28億300万円(前年同期比16.7%増)
営業利益12億1100万円(同59.6%増)
経常利益12億1300万円(同61.7%増)
最終利益8億1300万円(同18.9%増)
■セグメントごとの状況
①クリエイターサポート分野
2026年3月に「CLIP STUDIO PAINT」の売上およびユーザー数の底上げ、サブスクリプション契約数の増加を目的に、「CLIP STUDIO PAINT」のメジャーバージョンアップを実施し、Ver.5.0の提供を開始した。グローバルで提供開始したVer.5.0は、多くの反響をいただき、当初計画を大きく上回る売上実績となった。
なお、サブスクリプションモデルと並行して販売を継続している買い切りモデルのユーザーは、Ver.5.0以降の最新機能を利用するためには、サブスクリプション契約または新バージョンの優待購入が必要となる提供モデルとしている。これにより、サブスクリプション契約の増加や、旧バージョンの買い切りモデルユーザーから新バージョンの優待購入や新バージョンの買い直し需要の増加により売上が伸長した。
また、同メジャーバージョンアップにあわせて、収益性の向上と継続的なサービス提供を実現することを目的に、買い切り版の価格を改定し、平均10%の値上げも行った。今後も、定期的なメジャーバージョンアップとサービスの価値向上に応じた価格改定を行っていく。
②クリエイタープラットフォーム分野
クリエイターエコノミー市場におけるエコシステム、グローバルでの業界動向やサービスに関する調査を進めながら、新規プラットフォームサービスの企画・開発を推進した。現在、①「クリエイターのマネタイズを支援するプラットフォーム(名称未定)」、②「ユーザーコミュニティ強化のためのサービス(名称未定)」の2サービスについてグローバルでのリリースに向けた企画・開発を継続しており、「クリエイターのマネタイズを支援するプラットフォーム(名称未定)」については、2026年12月期中の提供開始を予定している。
また、従来より提供している「CLIP STUDIO PAINT」の利用をサポートするコミュニティサービスの運営を行いながら、継続的な機能改善を実施して「CLIP STUDIO PAINT」のサブスクリプション契約者の継続利用率向上にも努めた。
さらに、漫画家志望者と新たな才能を探すマンガ編集者のマッチングを支援するサービス「モチコミonline」などの運営や、機能改善アップデートを実施し、プラットフォームサービスの利用者数の増加に努めた。「モチコミonline」を通じて既に多数の作家がデビューしており、この実績・ノウハウを開発中の新プラットフォームへつなげていく。
なお、同社が提供するクリエイタープラットフォームサービスの全世界での利用者数は、1200万人超え(前年同月比22.8%増)となった。
■通期業績予想は据え置き
2026年12月期通期の業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。
なお主力サービス「CLIP STUDIO PAINT」において、今後もサブスクリプションモデルを中心に売上は安定して推移すると見込んでおり、例年実施している新規ユーザー獲得を目的とした定期的な買い切り版のキャンペーンによる売上推移を見極めながら、業績予想の修正が必要となった場合は速やかに開示するとしている。
売上高50億1600万円(前期比5.8%増)
営業利益15億9800万円(同4.2%増)
経常利益15億7900万円(同3.1%増)
最終利益10億5400万円(同21.1%増)
会社情報
- 会社名
- 株式会社セルシス
- 設立
- 1991年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 成島 啓
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3663