
ドリコム<3793>の内藤裕紀社長(写真)は、この日開催した決算説明会で、『Wizardry Variants Daphne(ウィズダフネ)』についてリリースから18ヶ月で累計300万ダウンロードを突破し、2024年10月から2026年3月末までの累計売上高は145億円を突破したことを明らかにした。特に注目されるのは、一般的なモバイルゲームが初年度をピークに減速しやすい中、2026年4月には前年同月比32%増となる12億円の売上速報値を記録するなど、2年目に入っても成長基調を維持している点だ。「定量的なデータや定性的な情報を見ても、まだまだ伸ばせるのではないかと実感している」。
同社では、成長要因として、まず多言語対応による海外展開の拡大を挙げている。現在は日本語、英語、中国語、韓国語、ドイツ語に対応しており、対応エリアの拡大が新規ユーザー獲得につながっているという。そしてメディアミックス展開を行うことでアクティブユーザーも高い水準で安定するようになったことも大きいとのこと。
加えて、運営体制の安定化も大きな要因としている。リリース初期には不具合などの課題もあったが、この1年半で定期イベントやキャラクター追加を継続できる体制が整ったこともあげられる。ユーザーが継続的に遊べる環境を構築できたことが、売上成長につながったと説明した。
マーケティング面では、第2四半期に大規模な広告投資を実施した後、第3四半期以降はデジタルマーケティング手法の改善が進展。効率的な広告運用が可能になったことで、利益率の改善にも寄与している。

また、ドリコムは『Wizardry』IPを単なるゲームタイトルではなく、IPプロデュース事業の成功モデルとして位置付けている。2023年時点では関連売上が0.2億円規模だったが、現在は年間100億円規模の経済圏へ成長したとしており、この成功体験を基に「第2、第3のWizardry」を創出していく方針を示した。





