オプト、第3四半期は人件費など先行投資負担で営業益30％減

オプト<2389>がこの日（10月31日）発表した第3四半期累計（1～9月期）の連結業績は、売上高445億8200万円（前年同期比6.2％増）、営業利益6億9900万円（同30.5％減）、経常利益8億8700万円（同17.2％減）、四半期純利益6億0700万円（同36.0％増）だった。     定性情報には減益要因が記載されていないが、損益計算書や過去の決算説明会資料の記載から判断するかぎり、主力のネット広告を中心に売上が堅調に推移したものの、人件費や外注費などを中心に販売管理費の増加が収益を圧迫したようだ。販売管理費は、前年同期比11.4％増の53億1500万円となっている。 また、営業外収益として計上した投資事業組合運用益1億6200万円などが寄与したため、経常利益は前年同期比17％減にとどまった。四半期純利益がプラスとなっているのは、投資有価証券売却益3億9100万円を計上したことによる。 2011年12月期の見通しは、売上高624億0600万円（前期比7.4％増）、営業利益13億3200万円（同4.3％減）、経常利益15億1900万円（同4.3％増）、当期純利益7億8500万円（同31.6％増）を見込む。