アルファポリス、26年3月期決算は単体ベースで売上高18%増、営業益16%増に WHITE FOXとNIAアニメーションの子会社化によるアニメ事業の拡大に注力
アルファポリス<9467>は、5月15日、2026年3月期の連結決算を発表、WHITE FOXの子会社化で連結決算に移行したため、前年同期比較はないものの、アルファポリス単体では、売上高18.4%増、営業利益16.4%増と2ケタ増収増益を達成した。
■2026年3月期決算実績
売上高166億1000万円
営業利益34億5600万円
経常利益35億1200万円
最終利益23億1600万円
■セグメント別の状況
・出版事業 売上高は161億2200万円、セグメント利益は35億8200万円
同社が運営する小説・漫画などの投稿サイトに投稿されたコンテンツを編集・出版し、全国書店や電子書店などで販売する事業を主に行っている。ジャンル別の概況は以下のとおり。
①ライトノベル
前期の刊行点数は354点(前々期比2点増)となった。各書籍の売れ行きについては、コミカライズとの相乗効果により「継母の心得」が伸長したほか、シリーズ累計225万部を突破した「とあるおっさんのVRMMO活動記」の続刊も好調な売れ行きを見せた。また電子書籍販売においては、主要ストアにおける「話売り」施策や女性向け作品の販売が堅調に推移し、増収に寄与した。
②漫画
前期の刊行点数は前期を大きく上回る242点(前期比27点増)となった。各書籍の売れ行きは、外部アワードにおいて大賞を受賞した大ヒット作品「継母の心得」の最新巻を刊行し、電子書籍販売を中心に既刊を巻き込み大きく伸長した。加えて、2026年4月よりTVアニメを放送する「自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。」やTVアニメ第2期の制作が決定した「いずれ最強の錬金術師?」などの有力IPの続刊が売上を力強く牽引した。
③文庫
前期の刊行点数は前期を上回る210点(前期比16点増)となった。人気シリーズ「居酒屋ぼったくり」の著者による時代小説「きよのお江戸料理日記」の続刊が引き続き好調に推移し、当ジャンルの売上を牽引した。また、毎月開催しているWebコンテンツ大賞の受賞作を中心に、キャラ文芸から歴史小説に至るまで多彩な新作を刊行し、取り扱いジャンルの更なる拡充とラインアップの強化に努めた。
④その他
当連結会計年度の刊行点数は前期を上回る12点(前期比7点増)となった。「第8回ホラー・ミステリー小説大賞」にて優秀賞を受賞した「怪蒐」を刊行したほか、注力分野である絵本ジャンルにおいても複数作品を刊行するなど、特定のカテゴリーに依存しない収益基盤の構築を目指し、コンテンツの多角化とポートフォリオの強化を推進した。
・アニメ制作事業 売上高4億8700万円、セグメント損益1億2600万円の赤字
第2四半期期間にWHITE FOXを連結子会社化したことに伴い追加したセグメントであり、同社において主にテレビ放送用や動画配信用のアニメーション等の映像制作サービスを提供している。また、第4四半期期間に連結子会社化したNIAアニメーションにおいても同サービスを提供しているが、2026年3月期では貸借対照表のみを連結しているため、このセグメントにおいて同社の売上高および利益または損失は発生していない。
セグメントの概況については、受注済みの大型案件の納品が進み売上を計上したものの、一部の納品時期が翌期に跨いだことにより、売上計上額に一部、次期への持ち越しが発生した。
■今期は増収増益を見込む
2027年3月期通期の業績予想については、出版事業の更なる増強を図るとともに、子会社2社と連携したアニメ事業の拡大に注力するとしており、以下のとおり。
売上高185億円(前期比11.4%増)
営業利益37億円(同7.0%増)
経常利益37億4000万円(同6.5%増)
最終利益25億6000万円(同10.5%増)
会社情報
- 会社名
- 株式会社アルファポリス
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長 梶本 雄介
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高136億2000万円、営業利益32億2200万円、経常利益32億3600万円、最終利益20億1900万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 9467