
Jiteraは、同社が提供するAIコンテキストプラットフォーム「Jitera」が、カプコン<9697>のWEBプロダクション室に導入され、本格運用が開始されたことを発表した。
■導入の背景と「Jitera」の導入を決定した理由
カプコンのWEBプロダクション室では、システム開発業務を進めるにあたり、以下の課題を抱えていた。
・担当者の入れ替わりや退職により、長期プロジェクトの開発経緯がブラックボックス化している
・インフラをはじめ、担当者が変わるたびにノウハウが失われ、引き継ぎコストが高い
・各種AIツールをエンジニアが個人で利用しており、組織として統一・管理できていない
上記の課題を解決するシステムとして「Jitera」を選定した。
最大の決め手は、ソースコードとドキュメントを連携し、コンテキストとしてAIに引き継ぐことができる点。既存のリポジトリやドキュメントをコンテキストとして読み込ませるだけで現場の知識を踏まえた回答が得られ、コードを書くことと次の担当者のために記録を残すことが同じ作業の中で自然に完結する。長年の課題だった「属人化」に対して、現実的なアプローチが取れる点が評価された。
また、運用開始から5年が経過したCAPCOM IDなどのシステムにおいて、Jiteraを使ったリバースエンジニアリングによる仕様の可視化が効果を発揮した。IaC(Infrastructure as Code)コードのAI解析・ドキュメント化により、インフラの引き継ぎコストの低減にも貢献している。
さらに、ClaudeやChatGPTなど複数のAIモデルをひとつのプラットフォームで使い分けられる点も、用途に応じた柔軟な活用を後押しした。
■導入後の効果と今後の展望
導入後の変化について、カプコン WEBプロダクション室の担当者より以下のコメントが寄せられた。
「コンポーネント単位のドキュメント化やテストの整備など、以前は『やった方がいいとわかっていてもできなかった』ことが実現できるようになりました。Jiteraを使う中で、自分が何をしたいのかを明確に言語化する必要が生まれ、チームとして課題を正確に言語化する力が育ってきていると感じています。」
また、カプコンでは今後、単純作業をAIに委譲し人間がより高度な判断・設計業務に集中する体制を目指すとともに、リアルタイムでのドキュメント共同編集やコンテキスト共有機能を活用したチーム全体への展開を検討している。
具体的な活用内容や導入の詳細については、公式サイトの導入事例ページを参照。
▼ 導入事例ページ
https://jitera.com/ja/works/18
AIコンテキストプラットフォーム「Jitera」とは
AIコンテキストプラットフォーム「Jitera」は、コンテキストを基盤とする次世代の開発・業務環境として業務プロセスを革新し、事業成長を促進するAIエージェント。
個人特有の暗黙知や組織のノウハウをコンテキストとして蓄積。現場で使えば使うほどAIエージェントが成長し、組織ごとのカスタマイズAIエージェントとして精度の高い応答およびドキュメント生成を行う。Jitera独自のAIプラットフォームが、システム開発全体の自動化と日々の業務の効率化を実現する。





