マイネット<3928>は、本日(6月22日)、スマートフォンアプリケーションやPCゲームなどで提供されるデジタルトレーディングカードのオンライン抽選において、データ処理負荷を劇的に削減しつつ、現実のカード開封に近い体験を実現する画期的な「サービス提供装置、方法及びプログラム」(特許出願中:特願2026-092007)を開発したことを発表した。
オンライン抽選システムを擁するサービスに本技術を採用することで、処理負荷を大幅に抑えることが可能となり、ユーザーはデジタル上でありながら、現実世界の店舗でカードパックを開封するようなワクワク感と公平な抽選体験を味わうことができる。
■開発の背景とこれまでの課題
従来のデジタルトレーディングカードアプリケーションにおける抽選システムは、排出枚数が有限であることから、単純な確率設定のみでは複数枚の同時購入時に目玉となる希少なカードが少なくとも1枚含まれる(いわゆるボックス買い)という概念を実現しようとした場合、事前に数万通りにも及ぶ抽選結果のリストを計算してデータベースに保持しておく必要があった。
・膨大な処理負荷とデータ量
事前計算と巨大なデータの保持により、サーバーに大きな負担がかかる。
・希少なカード所在の予測懸念
結果が事前にリスト化されている場合、外部からの観測による確率推測などによって希少なカードの所在(獲得期待値)の予測がなされるリスクがある。
・現実の開封体験との乖離
単純な確率計算に基づく場合、「ボックスから希少なカードを引く」という物理的なトレーディングカード特有の醍醐味を再現しきれない。
■新システムの特徴
今回開発した新システムは、これらの課題を「必要になった瞬間に結果を確定させる」という新しいアプローチで解決する。
①「量子的在庫」による計算処理の大幅な削減
事前に全ての結果を計算するのではなく、ユーザーが購入アクションを起こし、誰も手をつけていない新品の「ボックス」や「パック」を開封しようとした瞬間に、都度計算を行って中身(希少なカード等)を実体化し、確定させる。これにより、事前計算や巨大なデータベースが不要となり、システム全体の処理コストを劇的に抑えることができる。
②現実のカード開封をシミュレートした階層構造
カードの購入単位を「シングル(1枚)」「パック(5枚)」「ボックス(50枚)」の3階層で管理する。販売開始時は全てのボックスの中身が未確定だが、ユーザーが引いた瞬間に「このボックスには必ず1枚の希少なカードが含まれる」といった状態が動的に割り当てられる。これにより、現実のカードボックスを開封していく思考と体験をデジタル上で完全再現した。
③全ユーザー共有在庫によるリアルタイムな希少性変動
有限在庫を対象とした抽選システムの特性である、全ユーザーが1つの巨大な「仮想倉庫」を共有し、誰かが「希少なカード」を引き当てると、全体の在庫からもそのカードが消失し、リアルタイムで確率が変動する事象により、総販売枚数の中にごく少数しか封入されていない希少なカードを引き当てる、現実に近い体験を実装したシステムとなる。
■本技術がもたらすメリット
(1)事業者向けメリット
①運用コストの大幅な低減
抽選処理に必要な計算量・データ量を削減し、システムインフラの負荷を軽減する。
②柔軟な販売ロジックの構築
シングル、パック、ボックスなど、販売単位毎に含まれる内容物の細やかな設定が可能となり、多様な販売施策に柔軟に対応する。
③公平かつセキュアなサービス運営
獲得期待値の解析を困難にすることで、データの透明性を担保し、不正を排除した健全なシステムを実現する。
(2)ユーザー向けメリット
①リアル店舗同様の臨場感
「誰かが希少なカードを引いたことで全体の在庫が減る」というリアルタイムの変動により、現実世界の店舗でパックを開封するようなリアルな興奮を提供する。
②リアル配送サービス等との高い親和性
デジタル上で引き当てたカードを、実際の有形物(リアルカード)として配送するサービスなどと組み合わせることで、デジタルとリアルが融合した新しいエンタメ体験を生み出す。
マイネットはこれからも、デジタルの可能性を押し広げるテクノロジーにより、エキサイティングな体験を提供していくとしている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社マイネット
- 設立
- 2006年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 岩城 農
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高74億7800万円、営業利益3億7400万円、経常利益3億800万円、最終利益2億2800万円(2025年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3928




