
株価ニュースやマーケット解説では、「窓を開けて上昇」「サポートラインを割り込む」「戻り高値を更新」など、チャート分析に関する表現が頻繁に使われる。これらの言葉はテクニカル分析の専門用語として使われることが多いが、意味を知っておくだけでも相場ニュースの理解度は大きく向上する。
第4回となる今回は、株価チャートや相場分析の記事でよく登場するテクニカル分析関連の基本用語を紹介する。
■チャートの値動きを表す用語
・ギャップアップ
前日の終値より大幅に高い価格で取引が始まること。
・ギャップダウン
前日の終値より大幅に低い価格で取引が始まること。
・窓開け
前日の終値と当日の始値の間に価格の空白が生じること。
・窓埋め
窓開けで生じた価格の空白を後の値動きで埋めること。
・下げ渋る
下落していた株価が一定水準で踏みとどまること。
・伸び悩む
上昇していた株価の勢いが鈍ること。
・切り返す
下落後に上昇へ転じること。
■重要な価格帯を表す用語
・サポートライン
株価が下落した際に下支えとなりやすい価格帯。
・レジスタンスライン
株価が上昇した際に上値を抑えやすい価格帯。
・節目
投資家に意識されやすい価格水準。
・心理的節目
1万円や4万円などキリの良い価格帯。
・戻り高値
下落相場の途中で付けた高値。
・安値圏
比較的安い水準で推移している価格帯。
・高値圏
比較的高い水準で推移している価格帯。
■トレンド判断に関する用語
・ブレイクアウト
重要な価格帯を突破すること。
・上放れ
もみ合い相場を上方向へ抜けること。
・下放れ
もみ合い相場を下方向へ抜けること。
・トレンドフォロー
相場の流れに沿って売買する手法。
・ダマシ
トレンド転換のように見えて元の値動きに戻ること。
・反転シグナル
相場転換を示唆する値動きやパターン。
■ニュース記事でよく使われる表現
・○○円の節目を突破
重要価格帯を上抜けたこと。
・サポートラインを割り込む
下値支持線を下回ること。
・レジスタンスラインを上抜ける
上値抵抗線を突破すること。
・窓を開けて上昇
前日終値から大きく離れて始まること。
・高値圏で推移
高い価格帯を維持していること。
・安値圏から切り返す
安い価格帯から反発すること。
・ブレイクアウトへの期待
重要価格帯突破への期待が高まること。
・上放れの動き
もみ合い相場から上昇方向へ抜けること。
<ニュースや市況解説で頻出の表現例>
「日経平均は4万円の心理的節目を回復した」
「株価はサポートライン付近で下げ渋った」
「半導体関連株がレジスタンスラインを上抜けた」
「好材料を受けて窓を開けて上昇した」
「高値圏での推移が続いている」
「安値圏から切り返す展開となった」
「もみ合い相場を上放れし、ブレイクアウトへの期待が高まった」
「上昇トレンド入りかと思われたがダマシとなった」
チャート分析の専門知識がなくても、これらの用語を理解しておけば株価ニュースや市場解説の内容をより正確に読み取れるようになる。特に「サポートライン」「レジスタンスライン」「ブレイクアウト」などは、市況記事で頻繁に登場するため覚えておきたい重要ワードだ。
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