
フリュー<6238>の2026年3月期における研究開発費は15億5100万円となり、前期の16億6700万円から7.0%減少した。研究開発の重点は、プライズ向け商品開発を担う「世界観ビジネス」に移りつつあり、同社が掲げるIPビジネス拡大への姿勢がうかがえる。
同社は研究開発について、市場変化への迅速な対応と収益性の高い製商品・サービスの創出を目的としている。対象領域は、クレーンゲーム景品の商品化、プリントシール機の高付加価値化、家庭用ゲームソフトの開発など多岐にわたる。
事業別に見ると、「世界観ビジネス」の研究開発費は6億1800万円となり、前期の4億7900万円から大幅に増加した。新規キャラクター版権の商品化に伴うフィギュア原型制作、彩色、撮影など、商品価値を高めるための投資が中心となっている。
一方、「ガールズトレンドビジネス」の研究開発費は6億4200万円と、前期の8億3100万円から減少した。プリントシール事業では「写り」の品質向上を目的に、光学技術や画像処理技術の開発を推進しているほか、「ピクトリンク」の機能拡充に向けた取り組みも進めている。
また、「フリューニュービジネス」の研究開発費は2億8900万円となり、前期の3億5600万円から減少した。PlayStation 5やNintendo Switch向けの家庭用ゲームソフト開発を継続している。
研究開発費の構成比を見ると、世界観ビジネスが約40%、ガールズトレンドビジネスが約41%、ゲーム事業が約19%を占める。なかでも世界観ビジネスへの投資拡大は、同社の成長ドライバーがプライズを中心としたキャラクタービジネスへシフトしていることを示している。
会社情報
- 会社名
- フリュー株式会社
- 設立
- 2007年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 榎本 雅仁
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高447億6700万円、営業利益33億1500万円、経常利益33億200万円、最終利益20億6000万円(2026年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6238




