アイフリーク、第2四半期はデコメの不振と先行投資負担で実質減収・赤字転落

アイフリーク<3845>は、本日(11月4日)、第2四半期累計(4~9月期)の連結業績を発表し、売上高11億0200万円、営業損益1億3200万円の赤字、四半期純利損益8200万円の赤字だった。前年同期は単独決算だったため、この数字は参考にすぎないが、売上高13億9500万円、営業利益1億7800万円、四半期純利益1億2100万円となる。     主力のモバイルコンテンツ事業は、売上高6億5500万円(前年同期比28.2%減)、営業利益1億3000万円(同69.3%減)だった。「Mobage」や「GREE」などでソーシャルゲームを複数投入するとともに、位置情報を利用したソーシャルゲームプラットフォームの提供を開始した。ただフィーチャフォンからスマートフォンへの移行に伴い、デコメなどの公式コンテンツに係る売上が減少したようだ。 またEコマース事業は、売上高4億4600万円(同7.4%減)、営業損益1億0800万円の赤字(前年同期8600万円の赤字)だった。同社では、東日本大震災以以降、美容健康関連商品の販売が落ち込んだことが響いた。ただ、商品構成の刷新や、新たな商品カテゴリを設置したことが奏功したことで復調した模様だ。 2012年3月期の見通しは、売上高32億4600万円、営業利益1億2200万円、当期純利益6900万円を見込む。これも参考だが、単独だった前期の決算は、売上高28億6000万円、営業利益3億0600万円、当期純利益1億5100万円だった。