セプテーニ・ホールディングス<4293>は、本日(11月4日)、2011年9月期の連結業績を発表し、売上高346億3200万円(前期比6.1%増)、営業利益9億2800万円(同15.4%減)、経常利益9億8000万円(同4.3%減)、当期純利益4億2900万円(同21.4%減)だった。
同社では、ネット広告が堅調に推移したものの、将来の競争力強化のための人材投資や新規事業などに係る先行投資が重なって、販売管理費が増加したため、営業利益、経常利益は前年同期比でマイナスとなった。また純利益の減少幅が大きくなっているが、これは本社移転に関する費用(1億9700万円)を特別損失として計上したため。
■2012年9月期の見通し
同社では2012年9月期の見通しについては、スマートフォンやソーシャル関連などの台頭など事業環境が大きく変化しているため、四半期ごとの予測数字を開示する、としている。売上高92億円、営業利益2億4000万円、経常利益2億5000万円、当期純利益1億3000万円を見込む。
ネット広告事業では、成長著しいスマートフォン向け広告の拡販を進めていくほか、ソーシャルメディア領域を深耕し、収益の柱に育成していく方針。また、需要が高まっているアドネットワーク事業への投資を拡大し、商品力の強化を図っていく。
テクノロジー事業では、地方や海外での拠点展開を進め、クラウドサービスの販路拡大に取り組む。また、コンテンツ事業においては、アクセルマークとエフルートの合併により業容の拡大と収益性の向上が見込まれるが、引き続きスマートフォン向けサービスを拡充するとともに、ソーシャルゲームの開発に注力する。