東京情報大学、筋ジストロフィー患者のための音声ゲーム操作支援システムを開発、TGSに出展 広がる「アクセシビリティ」への取り組み

木村英彦 編集長
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東京情報大学は、『東京ゲームショウ2026』に出展することを発表した。国立下志津病院の協力を得て開発した、音声でNintendo Switchを操作する『音声入力ゲームコントローラ』を展示する。このシステムは、筋ジストロフィーになった方々が自由にゲームを楽しむことができることを目的に開発したものである。「あ」「した」などの短い発声だけでNintendo Switchのボタン操作を行える。

このほかにも、高齢ドライバー、AED・救命、SNSのオーバーシェアリング、フェイクニュースといった社会課題や身近な問題をゲームならではの体験を通して考える『シリアスゲーム作品集』、PC用ゲームプラットフォームSteamにて配信している『下道珍走倶楽部』など、多種多様なゲームを出展する。

ゲーム業界では近年、障害の有無にかかわらずゲームを楽しめる環境を整える「アクセシビリティ」への取り組みも広がっている。ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、PlayStation 5の本体機能や専用コントローラー「Access」などを通じて、さまざまな身体的・感覚的特性を持つユーザーがゲームを楽しめる環境の整備を進めている。ゲームごとのアクセシビリティ機能を確認できる仕組みもPlayStation Storeに導入している。

また、SIEは2026年5月、障害のあるゲーマーやアクセシビリティに関わるコミュニティとPlayStation Studiosの開発者をつなぐ「PlayStation Studios Accessibility Community Council」を設立。ゲームの開発段階から当事者の意見を取り入れる取り組みへと広げている。

MicrosoftのXboxも、障害のあるユーザー向けの「Xbox Adaptive Controller」などを展開するほか、ユーザーが自身の身体的特性に合わせてコントローラーをカスタマイズできる取り組みを進めている。大手ゲーム企業では、専用のゲームや機能を提供するだけでなく、ハードウェアやソフトウェア、開発プロセスまで含めてゲームへのアクセスを広げる動きが進んでいる。

 

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