
ラウンドワン<4680>の月次売上が好調だ。本日10月8日発表した2026年9月の月次売上によると、9月の国内既存店売上高は前年同月比38.6%増と大きく伸びた。暦の影響などを考慮しても実質約36%増と会社側は推察している。4~9月の上期累計でも既存店売上高は21.8%増となった。
■アミューズメントが+53.2%と突出
9月の既存店売上高を事業別に見ると、全カテゴリーで前年を大きく上回った。アミューズメントが53.2%増と突出しており、カラオケとスポッチャがともに31.2%増、ボウリングが16.8%増、その他が14.4%増となった。特にアミューズメントは9月の全社売上116.28億円のうち65.46億円を占めており、全体の伸びを強く牽引している。
アミューズメントは上期累計でも29.3%増と好調。4月の12.0%増から、5月26.2%増、6月21.4%増、7月31.1%増、8月29.8%増、そして9月53.2%増と、高い伸びを継続している。
会社によると、食品や日用品などの景品を中心としたクレーンゲーム専用エリア「とれすぎ~のアイランド」やコラボキャンペーンが好調に推移したことが寄与したという。
■雨天が来場の追い風に
今回の月次で興味深いのが、雨天が来場増につながったという点だ。一般的な小売業では、雨が降れば外出そのものが減り、来店客数にもマイナスとなるケースが多い。一方、ラウンドワンはボウリング、カラオケ、スポッチャ、アミューズメントなど屋内型のレジャー施設を展開している。このため、雨天によって屋外レジャーなどの選択肢が減ると、逆に屋内で楽しめるラウンドワンへの需要が高まる可能性がある。
実際、同社は9月について、関東地方を中心に前年より土日祝日の雨天日が多かったことで来場増の効果が見られたと説明している。今回の9月は土日祝日数自体も前年より1日多かった。会社はこうした暦の影響を考慮したうえで、既存店売上高の実質的な伸びを約36%増と推察している。つまり、ラウンドワンにとって雨天は必ずしもマイナス要因ではなく、「外で遊びにくい日ほど屋内レジャーに需要がシフトする」という業態特性があると考えられる。
■上期累計でも幅広いカテゴリーが好調
9月だけが好調だったわけではない。4~9月の上期累計では既存店売上高が21.8%増。事業別ではアミューズメントが29.3%増、カラオケが25.2%増、スポッチャが13.3%増、ボウリングが11.1%増、その他が9.8%増となっている。
特に第2四半期に入ってから伸びが加速しており、既存店売上高は7月21.7%増、8月21.8%増、9月38.6%増。第1四半期の16.1%増に対し、第2四半期は26.5%増となった。さらに、直近の9月28日~10月4日の既存店売上高も前年同週比約22%増となっており、9月の反動が直ちに出ているわけではない。
ラウンドワンは9月末時点で国内100店舗を展開し、このうち98店舗が既存店。店舗数を急激に増やしたことだけで作った数字ではなく、既存店そのものの稼ぐ力が大きく伸びていることが今回の月次から確認できる。
9月は雨天による来場増という追い風もあったものの、アミューズメントを中心に各カテゴリーで高い伸びが続いている。屋内レジャーという業態特性に加え、クレーンゲームやコラボ施策などによって来場動機を強化していることが、足元の好調につながっているようだ。
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会社情報
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- ラウンドワン