
スパイスマートは、ゲームプラットフォーム「Playio」を運営するPLAYIOとの共同提供による調査サービス「Playio Research」を活用し、スマホゲームのプレイ実態や課金、ゲーム内広告に関する調査を実施した。過去30日間にパズル、RPG、シミュレーションの3ジャンルを合計7時間以上プレイしたPlayioユーザー1万873人を対象に、2026年8月14日~23日にアンケート調査を行い、実際のプレイ時間や課金履歴と組み合わせて分析した。
調査によると、回答者の過去30日間の総プレイ時間は中央値108.1時間で、1日あたり約3.6時間に相当した。また、過去30日以内に課金したユーザーの43.1%が月額パスやバトルパスなどの定期商品を購入したと回答した。一方、定期商品購入者数は月100~200時間未満のプレイヤー層で最も多く、プレイ時間と課金行動の関係を考えるうえでも興味深い結果となっている。
■月100時間以上プレイするユーザーが53.8%
Playio上の実プレイデータによると、過去30日間の総プレイ時間は、100~200時間未満が33.8%で最も多く、50~100時間未満が27.7%で続いた。200時間以上のユーザーも20.0%を占め、月100時間以上プレイするユーザーは全体の53.8%に達した。年代別では、年齢層が上がるにつれてプレイ時間が長くなる傾向も見られた。
普段スマホゲームをプレイする場所については、10代から60代まで、いずれの年代でも自室やリビングなどの自宅が中心となった。40代以降では、移動中にプレイすると回答した割合が各年代で2割未満だったという。
もっとも、スマホゲームを自宅でじっくり遊ぶスタイル自体は、必ずしも新しい傾向ではない。今回の結果は、特定ジャンルを日常的にプレイするアクティブユーザー層において、まとまったプレイ時間を確保しているユーザーが多いことを示すデータとして捉えられそうだ。


■課金者の43.1%が定期商品を購入、月額パスが最多
Playioのデータ上、過去30日以内に課金実績があったユーザーは回答者全体の40.5%だった。このうち、バトルパスや月額パス、プレミアムパス、サブスクリプションなどの定期商品を購入したと回答したユーザーは43.1%となった。
購入した商品では、毎日ログインすることで報酬を獲得できる月額パスが65.0%で最多となり、ミッションの達成などを通じて報酬を得るバトルパス(シーズンパス)が37.7%で続いた。
定期商品を購入する理由では、30~40代を中心に「広告削除・スキップ」や「時間短縮」が多かった。継続的なプレイを支える報酬だけでなく、広告視聴やゲーム内の作業にかかる時間を減らすことにも、一定の需要があることがうかがえる。

■定期商品購入者数は月100~200時間未満の層で最多
定期商品購入者の傾向をプレイ時間別に見ると、過去30日間の総プレイ時間が100~200時間未満の層で、課金者数と定期商品購入者数がともに最多となった。
また、年代と総プレイ時間を組み合わせて分析すると、定期商品購入者数の上位3セグメントはいずれも月50時間以上プレイする30代だった。この層では月額パスに加え、バトルパスや広告削除などの商品も購入する傾向が見られたという。
一般的には、プレイ時間が長いユーザーほどゲームへの関与が深く、課金機会も多くなると考えられる。しかし、今回の調査では、購入者数が最も多かったのは最長時間プレイする層ではなかった。

ただし、この結果だけで、プレイ時間が長くなるほど課金しにくくなるとはいえない。今回公表されたのは購入者数の傾向であり、各プレイ時間帯のユーザー数を母数とした課金率や、ユーザー1人あたりの課金額が示されているわけではないためだ。各層の人数や年代構成、プレイするタイトルの違いなども、結果に影響している可能性がある。
プレイ時間が長いほど課金率や課金額も高くなるのか、それとも一定のプレイ時間を確保するユーザー層で定期商品が浸透しやすいのか。こうした点を明らかにするには、プレイ時間帯別の課金率や購入額など、さらに詳細なデータが必要となる。
スマホゲームの運営においては、プレイ時間の長さだけでなく、ユーザーがどのような商品に価値を感じ、継続的な支出につなげているのかを把握することも重要だ。今回の調査は、実プレイデータとアンケートを組み合わせることで、年代とプレイ時間に応じた課金行動を分析する手がかりを示したものといえそうだ。
なお、本調査はPlayioユーザーを対象としたものであり、スマホゲーム利用者全体を代表するものではない。調査結果を掲載した「LIVEOPSIS」2026年9月のマーケットトレンドレポートは、契約企業向けに配信されている。
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会社情報
- 会社名
- 株式会社スパイスマート
- 設立
- 2015年7月
- 代表者
- 代表取締役 久保 真澄