ソニーG、PS5販売台数は「緩やかに減少」もユーザー基盤は拡大 MAUは過去最高の1.27億アカウント メモリ価格高騰もコストダウンで対応、必要量も確保

ソニーグループ<6758>は11月5日に開催した2026年度第2四半期決算説明会で、ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)分野の状況について説明した。PS5の新規販売台数はコンソールサイクル上の想定通り緩やかに減少しているものの、PlayStation全体のユーザーエンゲージメントは向上している。9月の月間アクティブユーザー数は前年同月比7%増の1億2700万アカウントと同月として過去最高を更新した。
■月間アクティブユーザー数は7%増、プレイ時間も拡大
9月のPlayStation全体の月間アクティブユーザー数は、前年同月比7%増の1億2700万アカウントとなり、同月として過去最高を記録した。また、2026年度第2四半期の総プレイ時間も前年同期比4%増となった。

CFOの陶琳氏は、これらの前年比のトレンドが第1四半期から大きく改善していると説明。ユーザーエンゲージメントのベースラインが着実に向上しているとの認識を示した。
PS5の新規販売台数については、前年同期比35.0%減の260万台と減少傾向が続いているものの、PlayStationプラットフォーム全体は安定的に拡大、成長を続けていると説明した。来年度に向けても強力なタイトルのリリースやサービスの充実を通じて、ユーザーエンゲージメントとマネタイズのさらなる強化を図る方針だ。
■メモリ価格の上昇分は相殺、必要量の確保にもめど
PS5ハードウェアを巡っては、メモリ価格の上昇が懸念されるが、同社はプロモーションや価格の調整、追加のコストダウンなどによって、その影響を相殺できていると説明した。これにより、2026年度のハードウェア損益は前年度並みを維持できる見込みとしている。
また、ハードウェアの販売台数の想定に対応するメモリ必要量の確保についても、サプライヤー各社との協議で合意ができているという。メモリ価格の上昇というコスト面の課題に対応しながら、販売に必要な数量の確保も進めている格好だ。
■強力なタイトル投入とサービス拡充で成長継続へ
ファーストパーティタイトルでは、9月にリリースした『Marvel's Wolverine』の累計実売本数が240万本を超え、当四半期のG&NS分野の業績拡大に貢献した。一方、『God of War: Laufey』は発売を2028年3月期 第1四半期に延期することを決定した。幅広いファンベースの期待に応えるべく、作品の完成度をさらに高めるため開発を進めていくとしている。
G&NS分野の2026年度第2四半期業績は、売上高が前年同期比9%増の1兆2085億円、営業利益が83%増の2201億円となり、第2四半期として過去最高益を更新した。通期見通しについても、サードパーティソフトウェアやネットワークサービスの増収、コスト減などを反映し、営業利益を従来予想から400億円引き上げて7000億円とした。
ちなみに、PlayStation5の販売台数は、今期は900万台を見込んでいたが、期初の見通しを上回る見込みだという。
同社は、来年度に向けてもタイトルの投入やサービスの充実を進め、ユーザーエンゲージメントとマネタイズの強化を図るとともに、次世代プラットフォームに向けた準備も進めていく方針だ。


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会社情報
- 会社名
- ソニーグループ株式会社
- 設立
- 1946年5月
- 代表者
- 代表執行役社長CEO 十時 裕樹
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高12兆4796億2000万円、営業利益1兆4475億700万円、税引前利益1兆4223億7400万円、最終利益1兆308億9300万円(2026年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6758
会社情報
- 会社名
- 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)
- 設立
- 1993年11月
- 代表者
- 社長CEO 西野 秀明