
ソニーグループ<6758>は11月5日に開催した2026年度第2四半期決算説明会で、マイケル・ジャクソンの音楽カタログが伝記映画の大ヒットを受けて大きく再活性化していることを明らかにした。今年1月から9月までのSpotifyグローバルトップ200における同氏のカタログ楽曲のストリーミング再生回数は30億回を超え、前年の年間約1億回から飛躍的に増加したという。
同社は、映画による映像表現が過去の音楽作品に新たな注目を集め、新しい世代のリスナー獲得にもつながった事例として捉えている。
■再生回数増加の約半分をZ世代が占める
ソニーによると、ストリーミングの拡大に伴って音楽カタログの視聴が顕著に増加しており、リリースから18カ月を超えるカタログ楽曲の視聴シェアは、2026年9月までのSpotifyグローバルトップ200でも過半数に達している。
こうしたなか、マイケル・ジャクソンのカタログ楽曲は伝記映画の大ヒットによって再生回数が急増。今年1月から9月までの9カ月間で30億回を超え、前年の年間約1億回から大幅に伸びた。
さらに、今回の再生回数増加の約半分をZ世代のリスナーが占めたという。ソニーは、映像によるナラティブの力が音楽カタログの再活性化と新たなリスナーの獲得をもたらした好例と評価している。
■AI時代も長期的に価値を生む音楽資産に
ソニーは、こうした長期間にわたって聴かれ続ける楽曲群を「エバーグリーンカタログ」と位置づけ、AI時代においても長期にわたり価値を生み出し続ける資産になるとの考えを示した。
2026年度第2四半期の音楽分野は、売上高が前年同期比10%増の5984億円、営業利益が同6%増の1228億円となり、第2四半期として過去最高益を更新した。音楽ストリーミング売上の増加などが業績を押し上げている。
今回の事例は、映画作品のヒットが公開時の興行収入にとどまらず、既存の音楽カタログに再び注目を集め、新たなリスナーとの接点を生み出すことを示している。ソニーは、音楽カタログが持つ長期的な価値にも期待を寄せている。
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会社情報
- 会社名
- ソニーグループ株式会社
- 設立
- 1946年5月
- 代表者
- 代表執行役社長CEO 十時 裕樹
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高12兆4796億2000万円、営業利益1兆4475億700万円、税引前利益1兆4223億7400万円、最終利益1兆308億9300万円(2026年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6758