
SANKYOは、2026年11月5日、2027年3月期第2四半期(中間期)の連結決算を発表した。売上高810億2500万円(前年同期比19.3%減)、営業利益273億0700万円(同30.0%減)、経常利益284億2800万円(同28.8%減)、最終利益204億9900万円(同28.8%減)となった。パチンコ機関連事業の販売台数が減少した一方、パチスロ機関連事業は大幅な増収増益となり、業績を下支えした。
・売上高:810億2500万円(前年同期比19.3%減)
・営業利益:273億0700万円(同30.0%減)
・経常利益:284億2800万円(同28.8%減)
・最終利益:204億9900万円(同28.8%減)
■パチンコ機関連事業が減収減益、パチスロ機関連事業は大幅増益
事業別にみると、パチンコ機関連事業は売上高500億0100万円(前年同期比33.2%減)、営業利益194億9600万円(同44.8%減)となった。販売台数は10万5094台で、前年同期の16万286台から34.4%減少した。
主な販売タイトルは、「eフィーバーキン肉マン」「eフィーバー機動戦士ガンダムSEED クライマックス」「e東京喰種 超デカ 超一撃 ver.」「eアサルトリリィ」など。なかでも「eフィーバー機動戦士ガンダムSEED クライマックス」が2万台以上を販売したほか、高稼働を維持する「東京喰種」シリーズ2機種の増産も販売台数に寄与した。
一方、パチスロ機関連事業は売上高250億8200万円(同44.7%増)、営業利益114億9200万円(同70.5%増)と大幅な増収増益となった。販売台数は4万6128台(同12.7%増)だった。
新規3タイトルを投入し、このうち「Lパチスロ からくりサーカス2」が2万台を超える販売実績となった。ブランド別では、SANKYOブランドの販売台数が3万5704台(前年同期は1万0042台)と大きく伸びた一方、Bistyブランドは1万0424台(同3万0870台)となった。
また、パチスロ機関連事業の営業利益率は45.8%となり、前年同期の38.9%から6.9ポイント上昇した。販売台数の増加に加え、収益性も改善している。
補給機器関連事業は、売上高57億3300万円(同28.6%減)、営業利益3億2900万円(同46.7%減)だった。
■通期計画は据え置き、下期はパチスロ機の販売台数積み上げが焦点
2027年3月期の連結業績については、売上高1740億円(前期比2.9%減)、営業利益560億円(同10.4%減)、経常利益580億円(同9.4%減)、最終利益400億円(同14.4%減)、EPS202.52円を見込む従来予想を据え置いた。
通期計画に対する中間期の進捗率は、売上高46.6%、営業利益48.8%、経常利益49.0%、最終利益51.2%となった。上期の売上高・利益はおおむね計画に沿って推移したとしている。
・売上高:1740億円(前期比2.9%減)
・営業利益:560億円(同10.4%減)
・経常利益:580億円(同9.4%減)
・最終利益:400億円(同14.4%減)
・EPS:202.52円
【通期計画に対する進捗率】
・売上高:46.6%
・営業利益:48.8%
・経常利益:49.0%
・最終利益:51.2%
一方、販売台数の進捗率は、パチンコ機が46.6%(通期計画22万5500台)、パチスロ機が36.3%(同12万7000台)となった。パチンコ機は「東京喰種」シリーズ2機種の増産などが寄与し、計画に沿って推移しているものの、パチスロ機は下期の販売台数の積み上げが課題となる。
下期はパチンコ機で主力シリーズを含むラインアップを展開するほか、パチスロ機ではシリーズ機や新規IPとのタイアップ機種など、新規5タイトルの投入を予定している。
■パチンコ市場は厳しい環境が続く、活性化に向けた取り組みも
同社によると、パチンコ市場では新たなゲーム性「LT3.0プラス」を搭載した機種の導入が進んだものの、市場全体の稼働改善には至らず、パーラーの新台導入に対する慎重な姿勢が続いている。2026年4~9月の市場総販売台数は約37万台で、前年同期比15.3%減となった。
一方、パチスロ市場は好調な稼働を背景に堅調に推移し、同期間の総販売台数は約35万台(前年同期比14.6%増)となった。ただし、型式試験の適合率は依然として低水準で、今後の投入タイトル数に影響する可能性もあるとしている。
こうしたなか、同社はパチンコ機関連事業で5期連続となるトップシェアの獲得を目指すとともに、パチスロ機関連事業ではトップグループの一角としての地位固めを進める。
下期のパチンコ機では、11月に「eフィーバー妖怪ウォッチ」、12月に「eゴジラ対エヴァンゲリオン~WIND BURST~」、2027年1月に「eフィーバー戦姫絶唱シンフォギア5 超デカ×スマートスタート」の投入を予定している。また、新たなゲーム性「通常時フラグ」を搭載した機種の投入も進める。
■A-gonを子会社化、4ブランド体制に
トピックスとしては、2026年9月30日付で遊技機メーカーのA-gonを子会社化した。今後はSANKYO、ビスティ、ジェイビーにA-gonを加えた4ブランド体制とし、グループの経営資源を活用して同社の事業運営を支援する。パチンコ・パチスロ両事業の商品ラインアップを拡充し、中長期的な販売台数の拡大を目指す。
また、パチンコの魅力や面白さを伝える「KUGITAMA」プロジェクトも継続している。デジタル施策では、懐かしの羽根モノ機を無料で遊べるシミュレーターゲームを展開し、2026年10月末時点の累計プレイ回数は約16万回となった。リアル施策では、8~9月に開催した「釘玉夏祭り」に10代やファミリー層を含む5000人以上が来場した。
プロダクト施策では、11月から「P羽根BASTARD!! -暗黒の破壊神-」を投入するとともに、月額2万円(税抜)からの低価格レンタルプラン「KUGITAMA YELLプラン」を開始する。
なお、株主還元については、2026年8月に配当方針を変更。連結配当性向を従来の40%から50%に引き上げるとともに、DOE5%を導入した。年間配当は1株当たり100円(中間50円、期末50円)を予定している。
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会社情報
- 会社名
- 株式会社SANKYO
- 設立
- 1966年4月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO(最高経営責任者) 石原 明彦/代表取締役副社長執行役員COO(最高執行責任者) 富山 一郎
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6417