ソニーG、『スパイダーマン』映画ヒットで関連ゲームの販売本数が倍増と明かす 音楽再生も15億回突破 グループを横断したIP活用でシナジー創出

木村英彦 編集長
/

ソニーグループ<6758>は11月5日に開催した2026年度第2四半期決算説明会で、映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』のヒットがゲームや音楽などグループ内の関連事業にも波及したことを明らかにした。7月に公開した同作は全世界累計興行収入が25億ドルを超え、北米で歴代1位、全世界でも歴代3位となる記録的なヒットを記録。劇場公開後には関連ゲームタイトルの販売本数が約2倍に増加したほか、劇中で使用されたソニー・ミュージックグループ(SMG)の全楽曲のストリーミング再生も累計15億回を超えたという。

 

■映画のヒットがゲーム・音楽にも波及

同社によると、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の劇場公開後、関連するゲームタイトルの販売本数は約2倍に増加した。また、劇中で使用されたSMGの全楽曲についても、ストリーミング再生回数が累計15億回を超えた。

ソニーは、劇場での映画鑑賞というリアルな体験を起点に、グループ横断で重層的なIP価値の向上を実現した事例として紹介した。 

 

■映画公開後も続く収益機会に期待

映画分野の2026年度第2四半期業績は、売上高が前年同期比48%増の5137億円、営業利益が約7倍の926億円となり、いずれも第2四半期として過去最高を更新した。通期見通しについても、主に劇場公開作品からの収入増を反映し、売上高を従来予想から1000億円引き上げて1兆7600億円、営業利益を500億円引き上げて2000億円とした。

ソニーは、劇場公開作品のヒットについて、単年度の業績への貢献にとどまらず、劇場公開後のウィンドウを通じて将来にわたり大きな収益機会を生み出すことにもつながると説明している。

映画のヒットを興行収入だけで終わらせず、ゲームや音楽といったグループ内の事業へ波及させ、IP全体の価値向上につなげた格好だ。IPを軸としたグループシナジー創出の具体例として、各事業の連携が成果に結びついたことを示している。同社では今後も、世界中で愛されるIPやクリエイティブの強みと、グローバルなマーケティング・配給力を掛け合わせ、魅力的な作品を提供していきたい、としている。

 

【PR】業界未経験からゲーム・アニメ業界へ!「エンターエンタ」にはあなたの経験を活かせる求人あります

ソニーグループ株式会社
https://www.sony.com/ja/

会社情報

会社名
ソニーグループ株式会社
設立
1946年5月
代表者
代表執行役社長CEO 十時 裕樹
決算期
3月
直近業績
売上高12兆4796億2000万円、営業利益1兆4475億700万円、税引前利益1兆4223億7400万円、最終利益1兆308億9300万円(2026年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6758
企業データを見る