グリー、第2四半期の営業益は3倍の200億円との観測

グリー<3632>の業績が好調なようだ。「App Store」や「Android Market」などのランキングでトップを快走するなど断片的ながら収益が相当伸びている様子が伺えたが、予想以上に良好のようだ。 この日(1月6日付)の日本経済新聞朝刊は、グリーの第2四半期(2011年10-12月期)の連結業績について、売上高は前年同期比2.8倍の400億円、営業利益は同3倍の200億円強になった、との観測記事を掲載している。営業利益は前四半期(7-9月期)の実績と比較すると約20%増となる。 報道によれば、積極的な広告宣伝を行ったためにコスト負担が増えたものの、ソーシャルゲームに関する課金収入が伸びたとのこと。ARPUは、平均400円近くと過去1年で倍増した模様。日本経済新聞では、2012年6月期通期の営業益は過去最高の700億円規模となる可能性があると指摘している。 なお、この観測記事について、グリーでは、「報道機関の予測によるものであり、当社が発表したものではございません。」とのリリースを発表している。 ちなみに、グリーの2011年7-9月期の収益を見ると、売上高のうち、有料課金収入が約275億円、広告メディア収入が約30億円であった。400億円のうち、10%程度が広告メディア収入と想定すると、課金収入は360億円。この売上をあげるには、会員数が3000万人を超えている必要がある。同社の決算発表は2月2日。どういった着地になるのか、大いに注目される。
グリー株式会社
http://www.gree.co.jp/

会社情報

会社名
グリー株式会社
設立
2004年12月
代表者
代表取締役会長兼社長 田中 良和
決算期
6月
直近業績
売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3632
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