ブロッコリー<2706>は、本日(1月11日)、第3四半期累計(3月-11月期)の業績を発表し、売上高46億3500万円(同40.3%減)、営業利益6億1000万円(同201.3%増)、経常利益6億0200万円(同204.1%増)、四半期純利益4億6800万円(同176.4%増)だった。
2011年6月1日にアニメイトにリテール事業を譲渡したため、大幅な減収となったものの、店舗運営に係る経費負担がなくなったことによる収益の改善や、『うたの☆プリンスさまっ♪』関連商品が収益をけん引したことが主な増益要因だった。
7月から放送されたTVアニメ『うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000%』の好評を受け、8月に発売したゲームソフト『うたの☆プリンスさまっ♪Repeat』や、11月に発売したゲームソフト『うたの☆プリンスさまっ♪MUSIC』の売上が計画を上回ったほか、旧作のバックオーダーも好調だった。
また、CD部門についても、TVアニメとタイアップしたCDの売上が好調に推移し、来年度に発売予定のゲームソフト『うたの☆プリンスさまっ♪Debut』に先立って発売した関連CDシリーズも好調だったとのこと。カードゲーム『アクエリアンエイジ』も収益に寄与した。
四半期純利益は、リテール部門の事業譲渡に伴い、特別損失として、事業分離における移転損失109百万円を計上したものの、経常利益の増加で吸収した。
■2012年2月期の見通し
2012年2月期は、売上高53億6600万円(前期比49.0%減)、営業利益6億1600万円(同126.5%増)、経常利益6億0800万円(同131.6%増)、当期純利益4億6700万円(前期1億8200万円の赤字)を見込む。