ケイブ<3760>がこの日(1月13日)に発表した第2四半期(6-11月期)の業績は、売上高13億0300万円(前年同期比11.9%減)、営業損益2100万円の赤字(前年同期2億5800万円の赤字)、経常損益2900万円の赤字(同2億5300万円の黒字)、四半期純損益7400万円の赤字(同1億9100万円の黒字)だった。
同社では、新規アプリの研究開発費の増大やコンシューマー事業における家庭用ゲームソフトの販売低迷が主な要因としている。セグメント別の状況は以下のとおり。
■インタラクティブ事業は、売上高11億9600万円(6.1%減)、セグメント利益2億4100万円(同37.4%減)だった。『しろつく』や『真・女神転生IMAGINE』など既存コンテンツの底上げを図るとともに、『くにつく』や『もんすたあチルドレン』、『しろつく大戦』をリリースした。下半期以降、新たな収益の確保を図るため、新しいコンテンツの研究開発に注力している。
■コンシューマー事業は、売上高5000万円(63.5%減)、セグメント損益5600万円の赤字(前年同期6900万円の黒字)だった。コンシューマー事業では、初のアドベンチャーゲーム「INSTANT BRAIN」をリリースしたが、市場環境の停滞に起因する販売店の買い控えなどの影響により販売が低迷した。
■ライツ&イベント事業は、売上高5600万円(16.7%増)、セグメント損益2600万円の赤字(前年同期800万円の利益)だった。「しろつく」や「北斗の拳百万の救世主伝説」と連動したコレクションカード「しろつくコレクションカード第二弾」「北斗の拳 百万の救世主伝説リアルコレクションカード第0弾」を全国展開したが、収益確保には至らなかった。
■2012年5月期の見通し
2012年5月期は、売上高28億円(前期比8.4%減)、営業利益5000万円(同40.6%減)、経常利益4000万円(同41.4%減)、当期純利益1000万円(同97.7%減)を見込む。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ケイブ
- 設立
- 1994年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高122億7400万円、営業利益18億7000万円、経常利益19億4300万円、最終利益14億4100万円(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3760