マイクロアド、京都大学と広告配信最適化に関する共同研究を実施

サイバーエージェント<4751>グループのマイクロアドは、京都大学の松原准教授、佐藤助教とディスプレイ広告管理プラットフォーム「MicroAd BLADE」の広告配信最適化に関する共同研究を開始する、と発表した。 「MicroAd BLADE」とは、企業のディスプレイ広告における一連の配信管理作業を単一インターフェースから統合的に管理するサービス。同社では、今回の共同研究を通じて、マイクロアドの所有するデータやノウハウと、京都大学のオークションや金融市場の分析技術を合わせることで「MicroAd BLADE」の広告配信技術のさらなる向上が期待できる、としている。 研究テーマは以下のとおり。   ■松原准教授との共同研究:「ネット広告のリアルタイム入札環境における売買方法の最適化」 松原准教授の研究グループは、これまでオークションの制度設計や情報の価値づけに関する研究を人工知能の技術を用いて進めてきた。この研究では、広告の閲覧ユーザーや広告枠の品質、フリークエンシーなどを分析する技術を開発する。   ■佐藤助教との共同研究:「金融市場とのアナロジーを用いた広告オークション市場の入札価格決定方法」 佐藤助教の研究グループは、これまで金融市場の価格変動に存在する法則性を大規模データを用いることで実証的に分析してきた。RTBと金融市場における価格決定プロセスの類似点に着目して、この研究では金融取引の手法を取り込んで広告配信を最適化する手法を研究する。