GfK Japan、2010年の映像ソフト販売動向を発表-Blu-ray伸び微減にとどまる

GfK Japanは、2月21日、2010年の映像ソフト販売動向を発表した。 DVDとBlu-rayソフト等を全て含む2010年のセル映像ソフト市場は、前年比3%減の2,348億円となった。数量では、前年比1%減の5936万。金額、数量ともに前年をわずかに割り込んだが、金額ベースで2ケタ減が続いたここ数年の市場縮小傾向に一服感がみられた。 こうしたなか、Blu-rayソフト市場規模は大きく伸びた。金額ベースでは前年比102%増の405億円となり、数量ベースでは前年比126%増の813万枚だった。市場規模は前年の約2倍に達した。洋画・アニメへの二極集中の状況が2010年も続き、両ジャンルで全体の8割以上を占めたという。 GfK Japanでは、2011年の展望について、映像ソフト市場は微減傾向が継続するものの、Blu-rayソフト市場の成長によっては金額の減少幅がさらに縮小する可能性があると指摘。ハード面での環境整備がさらに進み、幅広いジャンルでBlu-rayの本格展開が始まれば、3Dの話題性なども追い風となり、Blu-rayソフト市場は2010年のおよそ1.5倍に成長を遂げると見込んでいる、としている。   GfK Japan: http://www.gfkjpn.co.jp/